秋に大阪中之島美術館で開催される特別展の魅力を探る

2025年秋の特別企画が大阪中之島美術館に集結

大阪中之島美術館では、2025年秋に特別な展覧会が開催されます。約100年前に活躍した画家・小出楢󠄀重と、同じく100年前に生まれたアール・デコ様式の美術がここに交差します。「小出楢󠄀重新しき油絵」と「新時代のヴィーナス！アール・デコ100年展」という2つの展覧会が同時に行われ、それぞれの美が競演します。

小出楢󠄀重の回顧展

小出楢󠄀重（1887 – 1931）は、大阪出身の近代日本を代表する洋画家であり、特に裸婦像の名手として知られています。今回の展覧会は彼の四半世紀ぶりの大規模な回顧展であり、初期から晩年までの代表作が展示されます。彼の油彩画の魅力に迫り、特に日本人女性の裸体を美しく描いた作品群を通じて、芸術家の才能を改めて評価する機会です。

この展覧会では、素描、ガラス絵、装幀や挿絵など、小出の多様な作品が紹介され、彼の作風の変遷や作品の背景についても触れられます。会期中の特定の日に来場した先着30名には、限定デザインの巾着がプレゼントされるので、詳しくは美術館の公式サイトを確認してみてください。

アール・デコ展の魅力

同じく開催される「新時代のヴィーナス！アール・デコ100年展」では、アール・デコ時代に制作された貴重な作品群が一堂に会します。この展覧会は、アール・デコ博開催からちょうど100年を迎えることを記念しており、特に「アール・デコと女性」をテーマに、当時のジュエリーやクラシックカー、ポスターなどが展示されます。女性をテーマにしたヨーロッパのグラフィックデザイン作品も多数紹介され、100年前のアートシーンを知る貴重な機会です。

展覧会の会場は、美術館の5階展示室で、来館者はその美術的な意義やデザインの多様性を存分に楽しむことができるでしょう。特にアール・デコの美が持つ華やかさを感じられる作品が目白押しです。