『しおゼリー』で熱中症対策を身近に
三和建設株式会社と岩瀬コスファ株式会社は、今年の4月21日から手軽に塩分補給ができるゼリー『ゼネコンがつくったしおゼリー』を販売します。この製品は、熱中症予防を目的に開発され、特に記録的な早さでの桜の開花や気温25℃を超える日が増加している中、今年の夏に向けての準備として注目されています。
5年目の取り組み
『しおゼリー』は、2021年の発売以来、さまざまな変化をもたらしました。社内のアンケートでは、社員たちがこの商品を通じてどのような影響を受けたかが分かります。建設業という特性上、社員が自分の仕事を家族や友人に詳しく伝える機会は少なかったのですが、この商品がテレビで取り上げられたことで、コミュニケーションのきっかけが生まれました。特に熱中症対策という身近なテーマが、社員の仕事を理解してもらう助けになっています。
家族とのコミュニケーションの変化
開発責任者の川口は、薄味を好む両親に『しおゼリー』を贈ったところ、夏場に散歩に行く際にこのゼリーを食べることを勧めたそうです。これにより、屋外に出る機会が増えたと話しています。また、実際の建設現場でも『この味おいしい!』『こんな味も作ってみたら?』と職人同士のコミュニケーションを促進しています。
若者からの反応
最近では、採用担当者からも驚きの声が上がりました。防災関連の学部に在籍する学生が『しおゼリー』を通じて三和建設を知り、インターンシップに参加したというのです。若い世代にもアプローチできていることが評価されています。
実績と今後の展望
『しおゼリー』は発売からわずか4年で累計180万本を販売するに至りました。さらに、社員もこのゼリーを日常的に摂取するようになり、過去に関わった企業からも『他社の施工現場への差し入れとして購入した』との声が寄せられています。これは、建設現場での熱中症対策を進める三和建設の理念が広がっている証です。
生産スケジュールの見直し
毎年、夏の終盤には『しおゼリー』が完売することが多かったため、今年は追加生産に対応できるようなスケジュールを組むことにしました。地球温暖化が進行する中、安全で機能的な環境づくりがますます重要視される時代において、三和建設は『ゼネコンがつくったしおゼリー』を通じて熱中症予防の重要性を広め、多くの人々が安心して暮らせる未来を築くために貢献しています。
会社概要
- - 商号: 三和建設株式会社
- - 所在地: 大阪府大阪市淀川区木川西2丁目2番5号
- - 設立: 1947年5月
- - 代表者: 代表取締役社長 森本尚孝
- - 資本金: 一億円
- - 事業内容: 総合建設業
- - URL: 三和建設株式会社
このように、三和建設が進める新たな取り組みは、ただの製品販売にとどまらず、企業の理念を社会に伝え、人々の生活を豊かにするものとなっています。