徳山高専とフォーデジットが新たな教育の形を創造
2023年6月、株式会社フォーデジットは、独立行政法人国立高等専門学校機構の徳山工業高等専門学校と協働に関する覚書(MOU)を締結しました。この取り組みは、事業の高まりとともに教育の質向上を目指したもので、徳山高専の学生にサービスデザインの教育プログラムを提供することになります。
ワークショップの背景
フォーデジットは、東南アジアを中心にサービスデザイン教育プログラムを展開しており、特にタイの大学と連携してきました。その中で、2026年2月にタイで開催された日泰合同研修に徳山高専からも学生が参加し、大変良い経験を積むことができたのです。この成功から、徳山高専の教員が同様のワークショップを自校でも開催したいと希望し、今回の提携が実現しました。
ワークショップは、2026年6月5日(金)から6月7日(日)までの3日間にわたり実施され、24名以上の学生と教員が参加しました。主要テーマは「高齢者ケア」で、学生たちは実践的なワークを通じて、課題発見から解決策の提案までの一連の流れを体験しました。
ワークショップ内容
この3日間のワークショップでは、学生たちがペルソナ設定、カスタマージャーニーマップ作成、課題抽出、サービス検討、シナリオ作成、そしてプレゼンテーションなどのプロセスを体験しました。特に注目すべきは、以前のタイの研修に参加した学生が進行ガイドとして後輩たちのサポートに入った点で、これにより“学びのバトン”が学生間でつながった形となりました。徳山高専の教員を対象にしたFD研修も行われ、約50名が参加しデザイン思考やサービスデザインの重要性を学びました。
MOU締結の意義
フォーデジットと徳山高専のこのMOUは、長期的な協力関係の構築を図ったものです。今後は、学生間での学びが循環する仕組みを整え、ワークショップ経験者が新たな参加者をリードすることになるでしょう。また、タイのKOSEN-KMITLを含む海外機関との連携にも焦点を当てています。
徳山工業高等専門学校の校長である阿部恵氏は、フォーデジットとの提携を通じて教育の充実を図ることを明言し、特に学生たちが実際のビジネス環境で求められる課題解決能力を身につけることの重要性を強調しました。
企業側の意見
フォーデジットの田口亮代表取締役は、学生たちが英語を用いた実践的なプログラムに取り組む姿勢を称賛し、高度な課題に取り組む経験を通じて、彼らの視野がいかに広がるかを期待しています。これによって、学生たちは自己の能力を最大限に引き出しながら、将来の職場で求められるスキルを自然と身につけることができるでしょう。
結論
フォーデジットと徳山高専の提携は、単なる教育プログラムに留まらず、将来のエンジニア人材が国際的な舞台で活躍できる基盤を提供するものです。デジタル時代におけるデザイン思考の重要性を再認識する中で、両者の協力を通じた新しい教育の形は、多くの学生に貴重な経験と知識をもたらすことでしょう。今後もこのような取り組みが広がり、多くの学生が国際的な場で活躍していくことに期待が寄せられています。