余剰生地を活かした新しい服の提案
クロスプラスが新たに立ち上げたアップサイクルプロジェクト「Rename X」は、アパレル業界が直面する在庫問題に一石を投じるものです。このプロジェクトは、残った生地や工場の稼働が低い時間帯を活用し、余った布地を製品化することで、無駄を減らしつつ環境保護に貢献することを目指しています。
Rename Xの背景とは?
私たちが日々身に着ける服の多くは、製造過程で発生する残り生地や在庫品の廃棄が大きな課題となっています。これらの余剰在庫は多くの場合、廃棄される運命にありますが、Rename Xはそれに立ち向かう新たな仕組みです。生地在庫の廃棄を減らし、工場の効率を向上させるこの取り組みは、まさに持続可能な循環型社会の実現へとつながります。
需給のバランスを保ちながら、Rename(リネーム)という新しい販売方法と、交差という意味の「クロス」を融合させたこのプロジェクトは、単なる服の選び方を変えるものです。消費者にはブランドやデザイン、価格だけでなく、環境負荷を考慮した選び方が新たに生まれました。
クロスプラスの取り組み
クロスプラスは、年間5500万枚以上の衣料品を製造する大手ファッションメーカーです。彼らは、FINEが提案する「Rename」に共感し、生地在庫の有効活用を目指して参画しました。プロジェクトの目的は、環境への配慮とともに、製造工場との良好な関係を築いていくことです。
この新しい事業展開を通して、クロスプラスは環境貢献に積極的に取り組む姿勢を示しています。具体的には、製造時に発生するあまり生地を有効活用し、無駄を省く姿勢を重視しているのです。
第1弾の販売概要
Rename Xの第一弾は、カジュアルファッションをテーマにしたアイテムで、2019年10月31日から販売が開始されました。販売はオンラインストアで行われており、幅広い選択肢が用意されています。今後、第2弾としてチーム向け、第3弾としてリラックスウェアの展開も予定されています。
詳細は、公式サイト(
Rename公式サイト)に記載されていますので、ぜひチェックしてみてください。
企業背景
FINEやクロスプラスは、アパレル業界への影響を考慮しつつ、消費者に新たな価値を提供するために日々努力しています。FINEは、モノやことの再発見をテーマに、適切な流通を通じてアパレルの廃棄問題を解決することを目指しています。また、クロスプラスは、豊富な経験とノウハウを活かして、消費者に満足を与える製品を提供し続けることに力を入れています。
このように、「Rename X」は単なる服の販売ではなく、サステイナブルな社会を築くための重要な取り組みです。クロスプラスはこれからも環境問題に真摯に向き合い、新たな挑戦を続けていくでしょう。