モダンな美術と音楽が織りなす新たな世界
株式会社to anyoneによる新たな取り組み、CM3.0の第1弾として、アーティストMoMoの新曲「SIREN」をフィーチャーしたミュージックビデオが公開されました。このミュージックビデオは、富士フイルムの最先端ミディアムフォーマットカメラ「GFX100II」で撮影され、日本文化を色濃く反映した作品です。映像の中には、ギリシャ神話の「サイレーン」や、日本昔話の「鶴の恩返し」といったテーマが交差し、視覚的には豊かで感情的にも深い印象を与えています。
映像美と音楽の融合
「SIREN」は、さまざまな文化が交じり合う中で、大自然を意識した映像美を提供します。影の使い方や、日本的な構造物を用いることで、視覚的なインパクトが強調され、音楽と映像のコラボレーションが新効果となって表現されています。このプロジェクトは、視覚的に革新的な体験を創出し、業界に新風を吹き込むことを意図しています。
企画者の意図
株式会社to anyoneの代表取締役社長である桑原進之助氏は、個人的な広告に対する苦手意識から、新たな形の広告手法を考案しました。ミュージックビデオにブランドを自然に取り入れる方法として、MVとCMの融合を試みた結果、CM3.0という概念が生まれたとのこと。この新たなアプローチにより、企業とアーティスト双方にとってメリットのある展開が期待されています。
期待される展望
桑原氏は、今後、さまざまな企業やブランドと連携し、「アーティスト/視聴者/制作チーム/企業」の四者にとって良い結果を生む広告の機会を増やしていきたいと語っています。特に、高感度センサーを搭載するGFX100IIを使用することで、クオリティの高い映像が確保され、鮮やかな色彩や緻密な描写が魅力となっています。
ユニークなキャスト
本作にはKOTA KOTAWATANABE氏がキャストとして参加しており、彼の多才な経歴も注目されています。サーフスケートボードにプロとしての道を歩みつつ、ファッションモデルやアートの領域でも活躍を見せています。
アートの未来への期待
アーティストMoMoは、幼少期にゴスペルを学び、アメリカでの活動を経て、日本での音楽シーンに新しい風を吹き込んでいます。2023年には大規模な音楽フェスにも出演し、活動の幅を広げています。本作「SIREN」はそんなMoMoの音楽的探求の一環として、アートと日本文化の新たな融合を示す重要な一歩となるでしょう。2025年にはアルバムもリリース予定であり、今後の活躍が期待されます。
最後に
このような革新的な試みに対して、撮影機材の提供を行った富士フイルムへの感謝の意を表しつつ、通年を通じて続々と新しい作品が生まれることを楽しみにしています。ミュージックビデオのリンクは、YouTubeでご覧いただけますので、ぜひ視聴してみてください。これからの動向に注目です!