未来医療を牽引する新拠点、中之島クロスに誕生
フクシマガリレイ株式会社は、2024年11月18日、大阪市北区の中之島クロス内にある未来医療R&Dセンターに、「ガリレイ未来医療国際拠点GIFT(ギフト)」を開設しました。GIFTは、Galilei International Center for Future medicine Technologyの略称です。
長年培ってきた温度コントロール技術を活かし、医療理化学機器の開発・販売を手掛けてきたフクシマガリレイ。近年は、再生医療分野への進出を加速させており、この新拠点開設はその取り組みの大きな一歩と言えます。
細胞大量製造技術の最前線
GIFTでは、同社が開発を進める自動大量細胞凍結装置をはじめとした医療機器の展示やデモンストレーションが行われます。展示製品は随時入れ替わる予定で、常に最新の技術に触れることができます。企業関係者だけでなく、研究者や医療従事者にとって貴重な情報収集の場となるでしょう。
さらに、施設見学や製品試験への活用も可能にすることで、再生医療分野における研究開発を積極的に支援していく姿勢が見て取れます。
再生医療製品実用化への貢献
フクシマガリレイは、細胞大量製造システムに係る開発コンソーシアムにも参画。クオリプス株式会社が形成したこのコンソーシアムは、中之島未来医療推進拠点に開発拠点を置き、各社が持つ要素技術を統合したプラットフォームシステムの構築を目指しています。
フクシマガリレイは、このコンソーシアムにおいて自動大量細胞凍結装置の開発を担い、再生医療製品の実用化に向けた貢献を推進しています。温度管理技術に関する長年のノウハウと、コンソーシアムにおける連携によって、再生医療分野の進歩に大きく寄与することが期待されます。
未来医療の進化を加速させる拠点
GIFTの開設は、フクシマガリレイが再生医療分野における積極的な姿勢を示すだけでなく、日本の医療技術の国際的な競争力強化にも繋がる重要な出来事です。中之島クロスという、未来医療研究開発の中心地に位置するGIFTは、今後、再生医療分野のイノベーション創出において中心的な役割を果たすと考えられます。
この新たな拠点から生まれる技術革新が、人々の健康と生活の質の向上に大きく貢献することを期待したいです。
フクシマガリレイ株式会社について
1951年設立のフクシマガリレイ株式会社は、業務用冷凍冷蔵庫や冷凍冷蔵ショーケース、その他冷凍機応用機器の製造・販売・メンテナンス、店舗システム、厨房総合システムの設計・施工などを手掛ける企業です。2024年3月期の売上高は1,158億円にのぼる、業界を代表する企業です。
近年は、医療理化学分野にも積極的に進出しており、温度コントロール技術を活かした医療機器の開発に力を注いでいます。GIFTの開設は、その取り組みが本格化してきたことを示す象徴的な出来事と言えるでしょう。
アクセス情報
ガリレイ未来医療国際拠点GIFT
住所:大阪府大阪市北区中之島4-3-51 未来医療R&Dセンターリエゾンオフィス15階
営業開始日:2024年11月18日(月)