イノフィスが介護職員向けマッスルスーツを導入
新たな介護環境の実現へ
東京理科大学発のスタートアップ、株式会社イノフィスが開発したアシストスーツ「マッスルスーツSoft-Power EASY-LIFT」が注目を集めています。これまでの介護現場の人手不足や身体的な負担を改善するために、この新製品が2024年12月に医療法人社団幹人会へ51台導入されました。イノフィスの代表、乙川直隆氏は、このマッスルスーツがどのように介護業界の課題解決に貢献するのか、その背景と効果について語ります。
介護業界の現状と課題
日本における高齢化は急速に進んでおり、介護需要は増え続けている一方で、介護職員の人手不足が深刻な問題となっています。厚生労働省によると、2026年には約25万人の介護人材が不足する見込みで、介護現場の業務はますます厳しくなっていくでしょう。また、職員の腰痛は離職の大きな要因の一つであり、移乗介助や排泄介助、入浴介助などの身体的負担が、医療現場での大きな課題となっています。
マッスルスーツがもたらす変化
そんな中、マッスルスーツSoft-Power EASY-LIFTは、これらの問題を解決する手段として期待されています。このスーツは軽量で、装着も簡単、手頃な価格で提供されているため、介護職員全員が自由に使える環境を整えることができます。株式会社イノフィスは、介護現場における作業効率の向上や腰痛の軽減に向けた取り組みを進めており、今後もさらなる改善を目指します。
幹人会の声
医療法人社団幹人会の品質・リスク管理マネージャー大塚氏は、介護現場での腰の負担軽減の重要性を強調しています。「マッスルスーツは軽く、使いやすく、導入費用対効果が高いです。職員全員に1着ずつ支給し、いつでもどこでも利用できる環境が整いました」と語ります。実際に導入後に職員からの反響も大きく、特に夜勤や体力を消耗する場合にその効果が実感されているようです。
現場からの実感
現場で実際にマッスルスーツを使用している職員からも、「装着が簡単で日常に馴染んでいる」「腰の負担が軽減した」「小さな動作においてもサポートを感じる」といったポジティブな声が上がっています。これにより、職場環境が改善され、より良い介護サービスを提供できる基盤が整いつつあります。大塚氏は「ぜひ多くの介護施設にも広がってほしい」と強調し、介護業界全体の働き方改革に寄与することを願っています。
まとめ
マッスルスーツSoft-Power EASY-LIFTは、介護現場における職員の健康と安全を守るための強力なパートナーとなるでしょう。今後も株式会社イノフィスは、介護業界のニーズに応える製品を開発し、質の高い介護サービスの実現に貢献していくことを目指しています。介護業界がより安全で働きやすい環境になることを期待し、今後の動向に注目が集まります。
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製品情報
- - 製品名: マッスルスーツ Soft-Power EASY-LIFT
- - メーカー希望小売価格: 22,000円(税込)
- - サイズ: 1サイズ(適応身長 150~200cm)
- - ブランドサイト: マッスルスーツ