ブラザー創業者の挑戦が蘇る!あいち創業館で展示
ブラザー工業株式会社の創業者兄弟、安井正義と実一。彼らの功績が、愛知県名古屋市にある国内最大級のオープンイノベーション拠点「STATION Ai」内のあいち創業館で展示されています。
あいち創業館は、愛知県ゆかりの創業者・経営者の功績を伝える施設。ここでは、創業者の挑戦や、産業のルーツを学ぶことができます。展示は、「偉人のトイカケゾーン」「産業のルーツゾーン」「偉人との出会いゾーン」「探求・交流ゾーン」の4つのゾーンに分かれており、各ゾーンで愛知の産業の歴史や企業家の物語に触れることができます。
特に注目したいのが、「偉人との出会いゾーン」に設置された「出会いのリレーションテーブル」です。テーブル上に投影されたアイコンに触れると、安井兄弟をはじめとする60人の企業家のエピソードや名言、生み出した製品などの詳細を見ることができます。
さらに、「産業のなりたち発見ウォール」では、ブラザーの歴史を映像で紹介。創業当時の製品や様子を学ぶことができます。また、創造や発想につながる約200冊の書籍が並ぶ「ヒントライブラリー」では、ブラザーの歴史について書かれた書籍を読むことも可能です。
ブラザー工業は、1908年にミシンの修理業からスタートしました。創業当初は輸入に頼っていた家庭用ミシンを国産化するため、安井兄弟は独自の技術開発に注力。ミシンを輸出産業にまで発展させ、数々の功績を残しました。
あいち創業館では、安井兄弟の挑戦と革新が、現代の私たちにどのような影響を与えているのかを、改めて考える機会を与えてくれます。創業の精神や歴史を知ることで、新たな発想や創造のヒントを見つけることができるかもしれません。
安井兄弟が残した言葉 - 未来へのメッセージ
安井正義は、「働きたい人に仕事をつくる愉快な工場をつくる」という言葉を遺しました。これは、従業員が健康で楽しく働ける環境の整備を重視していた正義の信念を表しています。
安井実一は、「すべての関係者と共存共栄の実をあげる」という言葉を残しました。これは、事業に携わるすべての人が協力し、お客様とともに成長していくという実一の強い思いを表しています。
安井兄弟の言葉は、創業当時の困難を乗り越え、未来へ向かう彼らの熱い想いを今に伝えています。
あいち創業館を訪れて
あいち創業館は、創業者の挑戦と革新を学ぶだけでなく、未来への創造力を育む場所でもあります。創業当時の苦労や成功、そして未来へのビジョンを垣間見ることができる貴重な展示となっています。ぜひ足を運んで、創業者の挑戦から新たな発想や創造のヒントを見つけてください。
あいち創業館概要
場所: STATION Ai(愛知県名古屋市昭和区鶴舞一丁目2番32号)2階
面積: 302㎡
入館料: 無料
開館時間: 9:30~17:00 年中無休(メンテナンス休館あり)
* 関連サイト: 公式サイトhttps://www.founders.museum.pref.aichi.jp/