『バキ屏風』展、範馬勇次郎の力を感じる特別な作品
9月4日から23日まで、京都国際マンガミュージアムにて「板垣恵介『刃牙』(バキ)シリーズ原画展」が開催されます。この展覧会では、シリーズの象徴とも言えるキャラクター、範馬勇次郎をテーマにした特別な商品「バキ屏風」が登場します。これは、親子喧嘩を描いた『範馬刃牙』に登場するシーンを再現したもので、通常では味わえない迫力と美しさを備えています。
特徴的なデザイン
「バキ屏風」は、背鬼の背中をテーマにした二種類の屏風が用意されています。一つは、高さ2340mm、幅1760mmのサイズで、価格は100万円。この雄大な大金屏風は、まさに「史上最強の生物」範馬勇次郎の背中を描いたもので、筋肉の躍動感が伝わってきます。
さらに、手軽に楽しめるミニサイズの屏風も発売されており、「背鬼金屏風」と「背鬼銀屏風」が用意されています。これらは、サイズが278mm×210mmで、1.5万円で購入可能です。特に「背鬼銀屏風」は主人公・範馬刃牙とピクルとの戦いを描いたシーンをテーマにしており、子が父に敬意を表する意義深い瞬間を映し出しています。
職人の技
この特別な屏風の制作には、東京の「片岡屏風店」の職人たちが携わっています。彼らは1946年の創業以来、屏風の専門家として、伝統的な技術を受け継ぎながらも、新たなデザインに挑戦しています。今回の制作にあたっては、漫画のダイナミックな構図を屏風に落とし込むことで、視覚的な迫力を生み出したと述べています。
「背鬼代金屏風を通じて、新たな伝統の可能性が広がる」と、代表の片岡孝斗氏は語ります。日本の芸術と漫画が融合することで、屏風を新しい形で楽しむことができるのです。
原画展の詳細
今回の原画展は多くのファンにとって特別なイベントとなっています。展覧会開催期間中、9月14日には原作者の板垣恵介氏によるトークイベントも行われ、ファンの質問に答える貴重な機会が設けられています。原作の魅力を深く知ることができる内容になることでしょう。
また、会場では「背鬼金屏風」と「背鬼銀屏風」が各5隻の限定販売も予定されており、この貴重な機会を逃す手はありません。
最後に
範馬勇次郎の力強さと親子の絆を感じることができる「バキ屏風」は、多くの愛好者にとって一生の宝物となることでしょう。この機会に、ぜひ京都国際マンガミュージアムでその迫力と美しさを体験してみてください。