トリナ・ストレージの新たな躍進:Elementa 2電池パック
世界的に名を馳せるエネルギー貯蔵ソリューション企業、トリナ・ストレージが新たなマイルストーンを迎えました。大型蓄電製品「Elementa 2」電池パックが、日本電気安全環境研究所(JET)の厳格な認証試験に合格したのです。この試験は、JIS C 8715-2:2019の規格に基づき、製品が一定の安全基準を満たしているかを確認するものであり、これを通過したのは、海外ブランドとしては初めての快挙です。
Elementa 2電池パックの特徴
認証を受けたElementa 2電池パックは、306Ahの電池容量を持っており、さまざまな環境条件下でも信頼性を発揮します。試験の結果は以下のように示されています。
- - 耐久性試験:高温や低温など困難な環境条件下での性能が評価され、極端な状況でも優れた安定性を実証しました。
- - 内部短絡防止試験:電池セル内部の短絡を模擬し、熱暴走のリスクを効果的に隔離する設計が確認されました。これにより、火災や爆発のリスクを大幅に削減しています。
- - 熱暴走拡散防止試験:単一のセルから熱暴走が発生しても、全体への拡散がないことが確認され、Elementa 2は影響を迅速に制御する能力を持っています。
このように、Elementa 2は安全性と信頼性を兼ね備えた製品であることが証明されました。
トリナ・ソーラーが目指す未来
トリナ・ソーラーの社長、李娜氏は、「Elementa 2電池パックが日本の権威ある認証試験を通過したことを大変嬉しく思います。これは私たちの製品の安全性と信頼性に対する高い評価であり、日本市場での蓄電事業のさらなる発展への重要な一歩です」とコメントしました。
さらに、今後は現地パートナーとの協力を強化し、よりクリーンで持続可能な未来の実現に貢献していくことを約束しています。トリナ・ソーラーは、過酷な環境条件での使用が求められる大型蓄電プロジェクトにおいて、安全で信頼性の高いソリューションを提供していく姿勢を示しています。
トリナ・ストレージについて
トリナ・ストレージは、エネルギー貯蔵ソリューションの分野での革新を先導する企業となるべく、2015年から研究を開始し、2021年には垂直統合型のBESSソリューションプロバイダーに成長しました。今では、世界中の100以上のパートナーと事業連携を結び、多くのプロジェクトに取り組んでいます。
製品開発の面でも、蓄電池の研究所やエネルギー技術研究開発センターを持ち、品質管理についても厳格な基準を設けています。製造面では、中国に複数の拠点を持ち、効率的な生産体制を確立しています。
このように、トリナ・ストレージはエネルギーの未来を形作るために全力を尽くしています。今後の展開に期待が寄せられています。