214人のアーティストが魅せるファッションイラストの世界が登場

ファッションイラストの新たなスタイルを発見する旅

イラストレーションの魅力を存分に感じられる一冊、『ファッションイラストレーション・ファイル2025』が2025年9月30日に発売されました。出版社である株式会社玄光社が手がけたこの書籍は、214名のイラストレーターによるオリジナル作品を中心に構成されています。イラストレーターの名前が示す通り、彼らは“いま”を生きるアーティストたちであり、その表現は多岐にわたります。

多様なアート表現

本書では様々なジャンルのファッションイラストレーションが集約されており、広告や書籍、雑誌、ウェブ、グッズ、パッケージデザインなど、私たちの日常生活の至るところに存在するイラストレーションの力を改めて実感させられます。作品を通して、214名のアーティストたちが豊かに表現する個性と創造性を感じることができるでしょう。

巻頭特集「SHOWCASE」

特に注目すべきは、巻頭特集「SHOWCASE」として取り上げられた5名の作家です。CONVENIENCE YOUNG、かこまき、オタニじゅん、春日井さゆり、Ren Qiという気鋭のイラストレーターたちの作品が紹介されており、それぞれが持つ独自の視点や技術から生まれるアートを堪能できます。この特集を読むことで、各作家の個性や影響を受けた要素が垣間見え、読者自身の鑑賞の視点が広がること間違いなしです。

表紙デザインの魅力

また、本書のカバーイラストは、イラストレーターの安里貴志さんによる描き下ろし。他の作品と同様に、光を感じさせる鮮やかな色彩と独特なテクスチャーが印象的で、目を引く存在です。アートディレクションは尾崎行欧デザイン事務所が引き続き担当しており、柔らかな形と抽象的なモチーフが調和したデザインが、一層の魅力を与えています。