働く自信を取り戻す新たな支援プログラム
埼玉県さいたま市で、医療的ケア児を育てる家族や障害者を対象とした独自の支援プログラム「スモビズ」が進行中です。本プログラムは、公益財団法人さいたま市産業創造財団のスタートアップ支援事業「さいたま市アクセラレータープログラム(SCAP)」に選ばれたツナグッドによって運営され、2025年度から本格的に始動しました。
医療的ケア児や障害者が働くための環境を整える
2025年度、スモビズは医療的ケア児を育てる家族の経験を共有する「おしゃべり会」を実施しました。この会には全国各地から42名がオンラインで参加し、参加者同士の交流が生まれました。家族が抱える「働けない」という思いを共有し、「私にもできる」と感じられる瞬間がありました。
昨年の独自調査によると、医療的ケア児の家族の9割が就労を希望していますが、実際に働けているのは1割未満という厳しい現実があります。このような背景をもとに、ツナグッドは家族の自信を育むことを目的とした活動を展開しています。
Instagram運用代行入門講座の実施
さらに、2025年10月からはInstagram運用代行入門講座もスタートしました。この講座では、医療的ケア児を育てている家族がリアルタイムで企業アカウント運用を学び、自信を持つ手助けをしています。川口市の企業、株式会社エビナ電機製作所の協力を得て、実践に即した学びを提供しています。受講生たちは自身の成長を実感し、前向きな変化を感じています。
「もっと自分を表現したい」といった意欲を持つ者たちが多く、受講後には「働く自信がついた」とのポジティブな声が続々と寄せられています。このように、参加者は仲間とつながりながら信頼関係を築いていき、共に成長を目指しています。
体験談を共有し合うおしゃべり会
加えて、スモビズでは「おしゃべり会」も開催し、さまざまな立場の人々が自身の体験に基づいた意見交換が行われました。医療的ケア児を持つ家族だけでなく、行政や教育関係者など、多様な参加者が集まり、共感やアイディアを共有しました。この会を通じて、一人ひとりの「働く」に対する不安を軽減することに成功しました。
「働けるかどうかは、自分の気持ち次第だ」というメッセージが多くの参加者の心に響き、励みになっていました。参加者同士が互いに支え合う姿勢は、さらなる前進への原動力となっています。
今後の展望
「スモビズ」の活動は、医療的ケア児や障害者がその能力を最大限に発揮できる社会を実現するための第一歩です。参加者たちが「私にもできる」と自信を持って、新しい挑戦に取り組む姿は、私たち全員が目指すべき未来を象徴しています。今後も多様なプログラムを通じて、この支援を充実させていくことが求められています。ツナグッドは、今後も支援活動を続け、困難を抱える多くの方々に手を差し伸べることでしょう。若い世代の希望を育てるために、私たち全員が協力していかなければなりません。