浪速の企業が挑む健康革命パンが受賞、ECで手軽に入手可能

関西発、健康を支えるパンの挑戦

株式会社オリエンタルベーカリーは、大阪府大阪市浪速区を拠点に外食産業や給食向けにパンを提供し、業界に新しい風を吹き込む企業です。この企業は、先日行われた『第10回介護食品・スマイルケア食コンクール』において、審査委員長賞を受賞した商品「たんぱくカスタード」を開発しました。この商品は、より多くの人々が日々の食事から必要な栄養素を摂取できるようサポートすることを目的としています。

介護食品コンクールとは

このコンクールは、介護を必要とする方々のための食品の品質向上と市場拡大を目的としたイベントです。嚙むことや飲み込むことが難しい方々のための食品から、日々の生活を快適にするための健康志向の食品まで、幅広い商品が対象となります。そのため、受賞は企業にとって大きな栄誉であると同時に、商品の信頼性を高める要因ともなります。

商品のターゲットを見直し大逆転

「たんぱくカスタード」は、元々は部活動を行う学生をターゲットにした補食商品として2019年に発売されましたが、競合商品との価格差が影響し、販売は低迷していました。そこで、2020年版の日本人の栄養摂取基準の改訂を受け、現在は高齢者向けの『からだ想いパン』へとターゲットを見直しました。この転換によって、商品は再び脚光を浴び、栄養士たちからも高い評価を受けるようになりました。

栄養士の推薦と顧客の声

「からだ想いパン」を使用した施設の栄養士からは、必要な栄養素をバランスよく摂取できるため、料理の献立作成が容易になったとの嬉しい声が続々と寄せられています。また、利用者の方々にも美味しさと栄養の両方を楽しんでもらえるようになったとのこと。これにより、この商品は累計27万個以上の売上を達成し、社会における役割を果たしています。

ECサイトでの展開

オリエンタルベーカリーは今後、健康な食生活を支えるためのサービスを拡大していきます。2025年5月にはECサイトのリニューアルを予定し、誰もが簡単に「からだ想いパン」を手に入れられる環境作りに取り組んでいます。これにより、購入のハードルが下がり、より多くの人々にこの健康パンが届くことが期待されています。