沖縄がスタートアップの新たな拠点に
沖縄県より受託した新たなプログラム『Ryukyu Launchpad 2025』が、スタートアップの海外展開支援を目的に始動しました。運営を担当するのは、アメリカ・ロサンゼルスに本社を置くLanchStarz Inc.です。このプログラムは、国内スタートアップがアジアと北米市場に進出するためのサポートを行い、その募集が開始されました。
プログラムの背景と目的
沖縄県では、これまでも多くのスタートアップ支援施策が行われてきましたが、最近では国際的な展開のニーズが高まっています。特にアジア各国との連携が進み、沖縄の国際的なゲートウェイとしての機能が強化されています。この流れを受けて、『Ryukyu Launchpad 2025』がスタートしました。このプログラムでは、アメリカ・韓国・シンガポール・ベトナム・インドネシアといった5カ国において、現地パートナーと協力しながらスタートアップの伴走支援を行います。
参加資格と支援内容
このプログラムの参加対象は、沖縄県に本社を持つスタートアップ、または沖縄に海外展開を担当する役員が居住する企業です。特に、沖縄に拠点を設立しようと考える企業も参加可能です。選ばれたスタートアップは、約7ヶ月間にわたる事業創造のサポートを受けることができます。
具体的な支援内容
- - 各国の商習慣や市場トレンドについての情報提供
- - 業界に精通した専門家によるメンタリング
- - 進出国への渡航プログラム
- - 渡航費用の補助(2週間の現地プログラム参加に対して)
- - 販路拡大や資金調達を目的とした商談機会の提供
- - 進出国でのピッチイベントやPR機会
- - コミュニティスペースの利用機会
実施スケジュール
- - 事前説明会: 北米(5月29日)、アジア(6月3日)
- - 募集期間: 5月8日〜6月30日
- - 審査: 7月〜8月
- - 伴走支援: 8月中旬〜11月中旬
- - 成果報告会 (Demo Day): 2026年2月5日(沖縄にて)
パートナー企業
このプログラムは、日本国内でのコーディネーターとしての株式会社ゼロワンブースターを始め、各国の専門機関と連携しています。シンガポールではJSIP Pte. Ltd.、インドネシアではMeet Ventures、ベトナムではInnoLab Asiaがそれぞれ運営を担当しています。これにより、参加企業は現地の実情に基づいた支援を受けることができます。
事前説明会と個別相談会
参加を検討している企業に向け、プログラム概要や各国のスタートアップエコシステムについて理解を深めるための事前説明会が開催されます。また、応募を考えている方には個別相談会も用意されており、専門家からの助言を受けるチャンスがあります。詳細は、プログラムの公式ホームページで確認できます。
沖縄が新たなスタートアップの聖地として、今後どのように発展していくのか注目です。新たなビジネスチャンスをつかむために、ぜひ『Ryukyu Launchpad 2025』に応募してみてはいかがでしょうか。