鳥取で都市部企業とマッチングする新たな試み『とっとりメジャーリーグ』

『とっとりメジャーリーグ』とは？

鳥取県が主導するプロジェクト『とっとりメジャーリーグ』は、都市部企業と県内企業との架け橋として機能する副業兼業アクセラレーターです。このプログラムは、地域の活性化を図るとともに、都市部からの人材を地方に引き込むことを目指しています。毎週1回、都市部企業のメンバーが副社長として県内企業に関与し、三ヶ月の間に具体的な成果を上げる挑戦が行われます。

実施内容と日程

『とっとりメジャーリーグ』第2期は、2023年8月8日金曜日にホテルニューオータニ鳥取にて開催されます。この日は、県内企業とのマッチングを目的とした「ドラフト会議」が行われる予定で、参加企業は自らのミッションをチームに伝え、チームはそれに答える形で活動します。ドラフト会議では、参加チームが自身の熱意をプレゼンし、企業が指名するという形でマッチングが進められます。

参加チームと期待される成果

今回、参加が決定したのは8つのチームで、NTTドコモグループや花王、BIPROGYなど、著名な企業が名を連ねています。それぞれのチームは、鳥取県内企業と連携し、実際のビジネス上の課題に取り組むことで、双方向の学びを得ることが期待されています。特に、都市部からのアイデアを持ち込むことで、地域企業にも新たな視点をもたらされるでしょう。

進行スケジュールの詳細

ドラフト会議の後、参加チームは8月中にキックオフミーティングを実施し、実際の業務スタートにむけた準備を行います。9月から11月にかけては、週1回のペースで、オンラインや実地での訪問を通じて成果を上げるための努力を重ねます。そして、12月には成果を発表する場が設けられます。これにより、マッチングした企業と参加チームの協力の成果が社内外に報告され、相互に高め合う関係を築くことが可能となります。

地域活性化の意義

『とっとりメジャーリーグ』は、ただのビジネスマッチングに留まらず、地方創生に寄与する重要な取り組みです。都市部の知識やインスピレーションを地方に落とし込み、逆に地方からの視点を都市部に伝えることで、より強固なビジネスネットワークの構築が期待されます。対象企業だけでなく、地域全体がこのプログラムを通じて価値ある学びを得られることでしょう。