大学生が感じる物価高の実態、食料品に最も顕著な影響が

大学生が感じる物価高の実態

株式会社ペンマークが行った調査によれば、全国の現役大学生の98.3％が「物価高を感じる」と回答しています。この結果は、物価の上昇が学生生活に及ぼす影響の大きさを示しています。

物価高を感じる品目

調査の結果、物価高を特に実感している品目として、食料品（77.0%）、外食（38.3%）、飲料（27.9%）が挙げられました。日常生活に直接関わるこれらの品目に対して、強い影響を受けていることは明らかです。特に食料品では、生活必需品に関する物価の上昇が際立っています。

さらに、交通費（24.3%）や娯楽・趣味（15.4%）といった項目も、学生にとって無視できない影響を及ぼしています。

節約する品目

物価高の影響を実感する中、学生たちが特に節約している品目についても調査しています。その結果、食料品（51.0%）、衣類・ファッション（36.4%）、飲料（31.5%）、外食（30.6%）、趣味・娯楽（19.8%）といった項目で節約が行われています。特に食料品や飲料の購入を見直す傾向が見られる一方で、衣類や娯楽分野でも慎重な選択が求められています。

外食の選択と交流の重要性

この調査では、外食が学生の交際費として重要であることも判明しました。学生たちは交際費としての外食は維持しつつ、自己利用の外食や食料品の購入を抑える傾向が目立ちます。「大学生活ではコミュニティが大切だと感じている」との意見が多くあり、就活や試験期間を通じて人とのつながりを重視していることが背景にあるようです。

一方で、個人的には工夫をしながら節約を図っており、例えば、近くの小型スーパーに行って少しでも安く買い物をする、一人でのランチを1,000円程度に収めるなどの努力が見受けられます。そして、旅行先では思い出作りを優先し、節約をあまり考えないという意見もあり、学生生活ならではのライフスタイルが影響しています。

調査概要

本調査は、学生向け学習管理SNS「Penmark」を利用している大学生を対象に、2024年7月4日から7月14日までの期間、LINEを通じて実施されました。有効回答数は1,116件で、日本全国を対象としています。

ペンマークの役割

株式会社ペンマークは、「学生の一生を豊かにする」をミッションに掲げ、教育分野のDXを推進するスタートアップ企業です。大学生向けに学習管理SNS「Penmark」を提供し、現在では累計ダウンロード数が100万人を超えています。大学生が直面するさまざまな課題解決に寄与するサービスとなっています。

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