企業の人事施策を進化させる「介入の科学コンソーシアム」第2期が始動
2026年度の「介入の科学コンソーシアム」が本格的に始まりました。このコンソーシアムには、パナソニックや東宝など、多くの企業が参加しています。今回は株式会社Maxwell’s HOIKOROが開発した人事データ活用ツール「TSUISEE」も注目されています。この取り組みは、人的資本経営の重要性が高まるなか、企業が人や組織に対してどのようにアプローチしていくかを探求する場となります。
人事データ活用の重要性と現実
近年、企業は人的資本経営を推進し、人・組織に対しての取り組みを強化しています。エンゲージメント診断やパルスサーベイなどのデータ活用も広まり、企業はその価値を認識し始めています。しかし、研究によると、人事施策が経営成果に結びつかない場合が少なくありません。このことによって、人事担当者たちの課題意識はさらに深まっています。
「介入の科学コンソーシアム」では、そうした現実に真正面から取り組むことで、企業がどのように人事施策を立案し改善していくべきかを議論します。今年度は新たに10社が参加し、活発な活動が期待されています。
2026年度のテーマと3つの問い
第1回研究会では、人・組織の課題を具体的に検討するための「3つの問い」が導入されました。
1.
What? ── 組織の現状はどのようなものか
2.
Why? ── 結果の背後にある原因は何か
3.
How? ── 改善するために何をすればよいか
これらの問いに対する理解を深めることで、企業は自社のデータを適切に活用し、効果的な介入方法を見つけ出すことができると期待されます。
活動期間と主なアクティビティ
2026年度の活動は5月から2027年2月まで行われ、研究会の開催や解析結果の共有、専門家によるフィードバックなど、様々なプログラムが予定されています。これにより、参加企業の人事担当者たちは他社の知見を活かし、自社に適した方策を見いだしていくことが目指されています。
「TSUISEE」について
「TSUISEE」は、株式会社Maxwell’s HOIKOROが提供するサーベイツールで、人的資本経営を実現する手助けをしています。その開発に携わったのは、経営学者の宍戸拓人とデータサイエンティストの中岡慎治です。これは、個々の企業のニーズに寄り添った高品質なサーベイとなっており、企業の変革を促す力を持っていると多くの評価を受けています。具体的には、研修効果測定やストレスチェックなど、幅広いサーベイ機能を備えており、企業の人事施策に革新をもたらすことが期待されています。
これからのHR領域に求められるアプローチとは
このコンソーシアムが目指すものは、ただの学びではなく、実際に経営に影響を与えうる取り組みです。企業は有用なデータを見極め、効果的に活用する力を身につける必要があります。このプラットフォームでは、様々な業界の人事担当者が集まり、知見を深めることで、各企業の変革につながることを目指しています。成功するためには、情報の正確性と解釈の仕方を再考することが求められています。
このように、2026年度の「介入の科学コンソーシアム」は、データを活用した人事施策の改善に向けた重要なステップとなります。今後の活動から目が離せません。