新たな日本のワイン文化を創造する「和愛(YAWARAI)」
KYOHO JAPAN株式会社が新たに発表した日本のロゼワイン「和愛(YAWARAI)」は、巨峰を100%使用して醸造されたロゼスパークリングワインです。このワインは、1972年から続く福岡県田主丸の果実文化を背負い、国内外から注目されています。
「和韻(わいん)」を掲げた新ブランド
2025年11月25日に都内で開催された記者発表会では、「巨峰で醸した日本のロゼブランド」のコンセプトが語られました。発表会には多くのメディア関係者が集まり、初めて公開された「和愛」は、すぐに注目を集め、フルボトルは完売の見込み、ハーフボトルも残りわずかと非常に好評です。
このワインが目指すのは、日本の土で育った高級な果実・巨峰を使い、食前・食中を問わず楽しめる、調和のとれた味わいです。澄んだ酸味と優しい甘み、そして芳醇な香りは、食事とともに楽しむための完璧なパートナーとなります。実際、都内の五つ星ホテルでも採用されており、香港、ドバイ、アブダビでも展開予定と、国際的にも期待されています。
地元の産物が生む新たな価値
発表からわずか2週間でワインの人気が爆発的に広がっています。酒販店や高級和食店からの発注が続き、ワイナリーの併設ショップでは地元の人々が購入する光景も見られるといいます。巨大な果実、巨峰の魅力を最大限に引き出すために、地域の巨峰生産者とも連携しながら、さらなる受注に応える体制を整えていくことが目標です。
KYOHO JAPANはこれまで、巨峰をはじめとする地域の果実を生かした醸造に取り組んできました。そして今、この新ブランドによって、地元の農業と醸造文化が次世代につながることが期待されています。自社の果実文化と、地域の深いつながりを意識しながら、国内外に日本の風味を届ける使命を果たしています。
和食との調和の重要性
「和愛」の醸造長である川島教朋氏は、巨峰を取り入れたワインが人とのつながりを生むことを願っています。「お客様からの温かい反応が何よりの応援です」と語る彼の言葉には、巨峰ワインの普及に向けた強い決意が込められていました。
新たな金字塔の誕生
発表会では、特別な限定商品の数々も披露されました。1973年に熟成させたワインと現代のワインのブレンドである「YAWARAI アッサンブラージュ」(50本限定)や、創業年に仕込まれた「1973年醸造 ヴィンテージボトル」(限定販売)が注目を浴びています。いずれも非常に希少な価値を持つ逸品です。
日本ワインの未来
KYOHO JAPANは、今後も「和を飲み、和を味わい、和を感じる」体験を日本から世界へと広げていく意向です。果実そのものの魅力を引き出す醸造技術を追求し、伝統と革新を融合させた新たな日本ワイン文化を創造することを誓っています。「和韻」という新しい文化を次世代に伝えるために、果実の生命力を大切にしながら、力強く歩み続けていくのです。
日本の果実と醸造文化が響き合いながら、一つの新しい時代を創り上げていく「和愛(YAWARAI)」。このワインを通じて生まれる人と人とのつながりこそが、日本の誇るべき価値であり、未来への希望となるでしょう。