株式会社createが2026年にインバウンド向け文化体験事業をスタート

株式会社createが日本文化体験事業を始動

株式会社create（本社：大阪市西区、代表取締役：吉田紗耶）は、2026年の前半から、訪日外国人をターゲットとした日本文化体験プログラムを開始することを発表しました。この取り組みは、着物の布を利用したアクセサリーや巾着作り、発酵や和食文化を学ぶ料理教室、大阪を巡るローカルツアー等で構成されており、国内外の文化交流を促進し、日本の美意識を広めることを目的としています。

インバウンド需要の活性化

大阪観光局によるデータでは、2024年に大阪府を訪れる外国人旅行者の数が過去最高となる1463万人に達する見込みであり、前年から47%増加。この急増は、新型コロナウイルスの影響が和らいだことを反映しており、訪日観光が本格回復していることを示しています。このような状況下で、観光のスタイルも「見る日本」から「体験する日本」へとシフトしています。旅行者は観光名所を巡るだけでなく、実際に日本の暮らしや文化を体験したいというニーズが高まっているのです。

体験型プログラムの魅力

株式会社createは、堀江を拠点に、これまで発酵文化やオーガニック食品を発信してきた経験を活かし、今回の文化体験プログラムを展開します。プログラムのコンセプトは、「日本文化を‘体験’から‘日常’へ」。参加者が五感で楽しめる文化交流の場を提供し、伝統と現代を繋げる体験を提供していきます。

主なプログラム内容

1. 和のクラフト体験 - 着物の布を使ったアクセサリーや巾着づくりを行うワークショップ。
2. 料理教室 - 発酵や麹、和食文化をテーマにした実践的なクラス。
3. 大阪ローカルツアー - 堀江や中之島、道頓堀を歩きながら、食文化を体験。また、青空の下でのBBQを楽しみながら国際交流会も実施します。

持続可能な交流の実績

すでに株式会社createでは、地域と海外を繋ぐ文化交流を開始しています。月1回の「旅好き交流会」や、味噌作り教室を通じて、日本文化を深く理解するための場を設けています。交流会では、さまざまな国をテーマにし、参加者同士が料理を共に楽しむことで、自然と文化や体験を共有する機会を持っています。

今後の展望

2026年の正式な事業始動に向けて、現在は多言語対応のウェブサイトの開設や体験拠点の整備、地元職人や飲食店とのコラボレーション企画を進行中です。また、訪日観光客向けのSNSキャンペーンや動画コンテンツの配信も計画しています。代表の吉田紗耶氏は、
「日本の文化は完成された美ではなく、日常の中の丁寧さにあると考えています。着物の布や味噌作りを通じて、伝統に息づく日本の心を体験してほしいです。」と語っています。