警備会社がTikTok逆転劇
2021-12-24 13:20:01
中小企業の警備会社、大京警備保障がTikTokで100万人突破の快挙
中小企業の逆転劇!大京警備保障がTikTokで100万人達成
東京都新宿区に本社を置く大京警備保障株式会社が、ソーシャルメディアの代表格であるTikTokにおいて、フォロワー数100万人を突破しました。この快挙はただの数字ではなく、同社がどのようにして警備業のイメージを変え、若者に人気を持ってもらうに至ったかの証です。
TikTokに挑戦した背景
同社の社長、櫻井大輔氏が TikTok アカウントの運用を開始したのは、2020年3月。警備業界全体が抱える人手不足という問題を克服するために、特に若年層へのアプローチを模索していました。彼は社内の雰囲気や、警備業の実情を可視化することで興味を引こうと考えたのです。
フォロワー数100万人までの道のり
2020年3月25日に初めてTikTokへの投稿が始まると、わずか8日後には教育長が踊る「棺桶ダンス」が370万回再生を記録。この瞬間から同社のTikTokの道が拓かれました。それ以降、面白い動画を定期的に投稿し続けた結果、2020年末にはフォロワー数5万人を突破しました。
2021年に入ると、部長が流行のスイーツを楽しむ「部長初めてシリーズ」が大ヒット。これによりフォロワー数は20万人を超え、さらなる成長を見せます。このようなユニークな動画で次第に人々の心を掴み、2021年12月にはついにフォロワー数100万人を達成しました。
社内の雰囲気を伝える
特に注目を集めたのは、社長自らが登場する「課長が社長にいたずらシリーズ」など、社員が楽しむ姿を映したダンス動画です。役職者全員で踊る映像は、視聴者に和やかな社風を伝え、「楽しみながら働ける」イメージをクリエイトしています。結果として、12月23日にはフォロワー数130万人に到達。
警備会社を変えるIT化の波
大京警備保障の創業は54年。地域に密着し、安全を守ることを理念としてきました。しかし、近年では警備業界も人手不足や高齢化といった課題に直面しています。この状況を乗り越えるため、櫻井氏は「IT化」を進め、SNSを駆使した外部へのブランディングを開始しました。
同社のすべてのアクションは、「見られることが警備の仕事」であるという考えに基づいています。彼らはSNSを通じて、「警備会社の認知度を上げる=安全性を高める」ことができると信じ、様々な形で見せ方を工夫し続けています。
まとめ
警備業界に革命を起こしかけている大京警備保障は、今後も若者を引き付けるための多様な挑戦を続けることでしょう。このような新しい試みに対する注目は、他の企業にも波及し、警備業界全体のイメージを変える可能性があると言えます。大京警備保障の今後に、ますます期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
大京警備保障株式会社
- 住所
- 東京都新宿区西新宿7-22-18オフィスK 2F
- 電話番号
-
03-3366-4410