都市の空き地を森に変える新たな取り組み、Comoris
東京都目黒区に本社を構えるComoris DAO合同会社が、都市の遊休地や空き地を活用して小さな森を育成する「シェアフォレストサービス」を始めます。2025年春には、代々木上原に常設拠点をオープンし、メンバーシップ制度で地域の自然環境を守り育てるプロジェクトを展開します。
Comorisとは?
Comoris(コモリス)は、都市の中に小さな森を作り、そこに住む人々が参加して維持管理を行うという新しい形態のシェアフォレストサービスです。このモデルはDAO(分散型自律組織)の理念を取り入れており、メンバー同士が意見を出し合いながら、地域に根ざした森を育てることが可能です。これにより、利用者は単なる消費者ではなく、森の運営にも深く関わることができます。
また、土地のオーナーにとっても、Comorisを通じて不動産の維持コストを低減しつつ、地域の価値を高める新たな収益を見込むことができます。このシェアフォレストの理念は、地域コミュニティの活性化にも大きく寄与することでしょう。
代々木上原で新たなスタート
昨年の代々木上原での実証実験を経て、Comorisは新たに「Comoris代々木上原」として再スタートを切ります。ここでは、地域企業の所有する空き地を利用しており、広い敷地内には畑やビオトープを設置予定です。おしゃれな古着屋やビストロなどが連なるエリアに立地するこの拠点では、地域密着型の活動を重視し、メンバーと周辺の住民とのつながりを大切にしていきます。
メンバーシップ制度と活動内容
Comorisでは、会員登録を行うことでシェアフォレストの利用権が得られます。メンバーは主に以下の活動に参加します:
- - 在来種を中心にした森づくりと維持管理
- - 自然体験や地域交流に関わるイベントの企画・参加
- - DAOコミュニティでの意見交換と企画実現
この春から夏にかけての具体的な活動内容には、周辺環境の改善や植樹、地域住民とのワークショップといったものが含まれます。また、メンバーにとって特別な体験を提供するための様々なイベントも予定しており、活動への参加は週に数回行われる見込みです。
参加ムーブメントと地域の未来
新しいシェアフォレストは、ただの緑地ではなく、地域住民が共に育んでいく生態系です。これにより都市生活がより豊かになり、自然との線引きをなくすことが期待されます。地域の人々がどのように動き、多様な価値観を持つ人々が関わるのか。そのプロセスこそが、このプロジェクトの真髄です。
募集要項
新たな拠点のメンバーは、2025年4月8日まで募集中です。参加することで、環境保護に興味がある方はもちろん、小さな森を育てる責任を共に分かち合う仲間が得られます。
詳細は
Comorisの公式サイトからご確認ください。
会社情報
Comoris DAO合同会社は、環境活動やシェアフォレストサービスの運営を通じて、地域社会に貢献し続けます。公式Instagramでも今後の活動の様子を発信していますので、ぜひご確認ください!