歯科・医科・介護を変革するスタートアップ「オーガイ」が誕生

歯科・医科・介護を変える「オーガイホールディングス株式会社」誕生

2025年5月19日、大阪に新たなスタートアップ、オーガイホールディングス株式会社が設立されました。この会社は、「医療を、もっとやさしく。もっと届くものに。」という理念を掲げ、従来の縦割り医療を再構築する取り組みをしています。社会保障費の増加、高齢化、医療過疎、歯科技工士不足など、我が国の医療が直面する様々な問題への解決策を模索し、移動型、遠隔医療、クラウドを駆使したインフラを整えていく方針です。

オーガイのビジョン

オーガイが描くのは、すべての人が必要な医療サービスを受けられる社会です。定期的に病院に通えない人々や、治療を受けられない地域への「移動型歯科MaaS」といった新しいサービスを提供します。加えて、義歯が自宅に届く「Cloud Fit」シリーズなど、革新的な製品も展開しています。

社会課題への挑戦

日本には約900の無歯科医地域が存在し、毎年2,000人ずつ歯科技工士が減少しています。加えて、誤嚥性肺炎の死者数は年に4万人を超えており、通院困難な高齢者も増加しています。これらは個別の問題ではなく、医療構造全体の危機です。オーガイは「まだ誰もやっていない」「でもやれば社会が変わる」アプローチを採用しています。

実行するチーム

オーガイの経営陣は、多様な分野での経験を持ち寄り、実行力のあるチームを形成しています。代表取締役の野田真一は、17年にわたるIT業界での経歴を持ち、訪問看護クラウドの開発を手がけた後、歯科技工士業界に参入。彼の実績は、社会インフラ企業としてのオーガイの根底にあります。

副社長の長縄拓哉は、歯科医師としての視点から、痛みを軽減する医療サービスの提供に情熱を注いでいます。彼は、医療にアクセスできない人々にも迅速に手を差し伸べることを目指しています。