住宅ローン負担増
2025-03-18 11:13:19

変動金利住宅ローン利用者の4割が返済負担増を実感する調査結果

2025年3月に実施された意識調査によると、変動金利で住宅ローンを返済している世帯の多くが、金利上昇による返済負担の感覚を抱えています。この調査は、全国の20代以上の251名を対象に行われ、金融政策の影響が家庭の経済にどのように影響を及ぼしているかを明らかにしています。

調査の背景


近年、日本では日銀の金融緩和政策の転換とともに物価が上昇しており、住宅ローン金利も上昇する見通しとなりました。特に変動金利で借入している世帯は、年内に初めて返済額が増えると感じるケースが増えることが予想されています。これに伴い、家計の影響が心配される結果となりました。

調査結果の概要


調査結果では、38.2%の変動金利ユーザーが既に返済負担の増加を実感していると答えました。約7割にあたる68.1%が、返済額が1万円増えただけでも生活費を切り詰める必要があると応じています。これらのデータは金利上昇がどれほど家計に影響を与えているかを示しています。

さらに、変動金利の「5年ルール」や「125%ルール」に関する理解は低く、17.5%のみが詳細を把握していると回答しています。多くはその名を聞いたことがあるものの、実際のリスクや仕組みについては把握できていない状況です。

家庭への影響


データからは、増加した返済額に対して「家庭支出を削る」という選択を考える人が76.1%に達したことが分かりました。また、回答者の約半数が「様子見」をし、行動に移せていないという点も見逃せません。これは不安を抱える多くの世帯が積極的なアクションを取らず、将来の経済不安のリスクを後回しにしていることを示唆しています。

この調査の結果は、金利上昇によって家庭の負担が増す現実を理解し、適切に対応する必要性を強調しています。住宅ローンを背負う多くの方が直面するこの問題に対して、早めの対応策を促すための啓発活動が求められているのです。

今後の対策


インプルーブメント株式会社の代表取締役である安達真也氏は、早めの相談が重要であると呼びかけています。「滞納や差押えが見えてから焦るよりも、少しでも不安を感じたらまず相談することが必要です」と述べています。金利上昇局面では、早期に動くことで多くの解決策が見えてくるため、必要な情報を把握し、適切に行動することが、この困難な時期を乗り越える鍵となるでしょう。


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会社情報

会社名
インプルーブメント株式会社
住所
東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル 11階
電話番号
03-6807-5641

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