HERALBONY EUROPEは、2026年4月2日の世界自閉症啓発デーに、フランスの名所ヴェルサイユ宮殿で開催された来場者参加型フレスコ画の共創アートプロジェクトに参加しました。この取り組みは、障害のある子どもとその家族の支援を行うNaked Heart Franceの協力のもと、アクセシビリティ向上や包摂的な来館体験を促進するための長期プロジェクトの一環として位置付けられています。
HERALBONYは、このプロジェクトに参加するアーティストとして、HERALBONY Art Prize 2025のグランプリ受賞者エヴリン・ポスティックを選びました。ポスティックは来場者との共同制作により、新しい創作体験を提供することを目指しました。
彼女は40年ぶりのヴェルサイユ宮殿の訪問が実現した際、この場所が長年心に残っていたと語り、心からの喜びを表しました。ヘラルボニーでは、この公開制作に向けて、ポスティックが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、会場の下見を重視し、整えた環境での創作を支援しました。特に、ヴェルサイユ宮殿の協力を受けて、一般公開よりも前に会場を訪れて体験できる機会を得たことは特別なものでした。
ポスティックのアートは、生物や自然、歴史との関係性をテーマにしています。彼女が創作するために選んだヴェルサイユ宮殿は、これらの要素が全て内包されており、静寂の空間で彼女自身も創造のプロセスに没入し、独特のインスピレーションを得ることができました。
公開制作が開始されると、参加者が集まり、その多くは子どもや大人、国籍や背景を超えた多様な人々でした。これにより、ポスティックを中心に人々の輪が生まれ、プロジェクトの理念が実現する瞬間が誕生しました。
その中には自閉症の学生も参加しており、彼の声が特に印象的でした。カナダのケベックからの修学旅行生は、多くの不安を抱えつつこのイベントを締めくくりとして特別な経験となったと感謝の意を表しました。ヘラルボニーにとって、この取り組みを通じて「違いは豊かさの源である」というメッセージを共有できたことは、大きな意味を持つものでした。
ヴェルサイユ宮殿の文化プロジェクト責任者、ベネディクト・ドゥフレーヌ氏は、本プロジェクトで出会ったエヴリン・ポスティックの作品世界に感銘を受けたと述べ、彼女の表現力には特別な魅力があるとのコメントを寄せました。彼女が宮殿のアーカイブにある古い地図をインスピレーション源とし、庭園の彫刻から得た要素を作品に取り入れた様子は、多くの来場者を引き込む美しい瞬間として記憶されました。
HERALBONY Art Prizeは、障害のあるアーティストたちの才能を称えるために設立された国際的なアートプライズであり、2024年には4500点以上の応募作品が集まりました。この活動を通じて、障害やアートに対する新たな視点を提供し、アーティストたちの成長を後押しすることが目指されています。株式会社ヘラルボニーは、さまざまなアートの可能性を追求し、新しい文化を創出することを使命としています。