ユーグレナの可能性
2026-04-28 13:27:26

ユーグレナの最新研究が示す飼料活用の可能性と持続可能な水産業への貢献

ユーグレナの持続可能な未来に向けての取り組み



2026年3月10日、同志社大学にて開催された「持続可能な水産業に向けた微細藻類の活用」シンポジウムで、株式会社ユーグレナが最新の研究成果を発表しました。この研究は、微細藻類の一つであるユーグレナを飼料として活用することで、持続可能な一次産業の実現を目指しています。

農水産業を取り巻く現状


近年、農水産業は地球温暖化や家畜感染症、輸入飼料への依存といった複雑な環境に直面しています。これに対抗するため、ユーグレナ社は「バイオマスの5F」を基軸とした事業戦略を掲げ、微細藻類を用いた新たな飼料や肥料の製造を推進しています。

2025年には、ユーグレナを活用した飼料と肥料のブランド「いきものたちにユーグレナ」を設立し、消費者への認知拡大を図っています。

最新研究の成果


今回の研究では、ユーグレナの59種類に及ぶ栄養成分や、独自成分であるパラミロンの機能性が示されました。これらの成分は動物や植物の成長を促進し、免疫機能の向上にも寄与することが確認されています。また、ユーグレナは消化吸収が良い特性を持ち、様々な飼料や肥料に応用可能です。

水産分野での取り組み


水産関連の研究では、鹿児島大学と共同でカンパチやクルマエビにユーグレナを含む飼料を与えたところ、両種ともに成長が悪影響を受けず、免疫指標が向上する結果が得られました。これは、ユーグレナが養殖による病害リスクを低減する可能性を示しています。

畜産分野の成果


ニワトリへの飼料試験では、ユーグレナを給与することで成長促進や免疫応答の向上が確認されました。これは、ユーグレナの機能性が畜産物の質を向上させる可能性を示唆しています。

農業分野での利点


農業への応用でも、土壌環境の改善が実証され、水菜やペチュニアの成長を促進することが確認されています。微細藻類が農業に与える良好な影響が期待されています。

生産物のブランド化


ユーグレナ由来の資源を活用した農畜水産物を認定するブランド「ユーグレナ育ち」を2025年より開始しました。これは、 消費者に認知されることで、生産者に付加価値を与え、持続可能な一次産業を実現することを目指しています。

微細藻類飼料の普及に向けた課題


しかし、微細藻類の普及には消費者の意識の向上や供給の確保といった課題があります。国内の飼料消費量は年々増加しており、微細藻類に置き換えるためには、生産コストの抑制や供給体制の充実が求められます。

未来への計画


ユーグレナは2030年に向けて生産量を約3倍に増加させる計画を持っており、将来的には微細藻類由来のバイオ燃料の商業化や代替飼料・肥料の展開も視野に入れています。これにより、持続可能な資源の循環利用の確立を目指します。

企業紹介


株式会社ユーグレナは、2005年に世界初の微細藻類ユーグレナの屋外大量培養技術を確立し、「人と地球を健康にする」という理念のもと、事業を展開しています。健康食品の開発や国際的な社会貢献活動も行っており、持続可能な社会の実現を目指しています。


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会社情報

会社名
株式会社ユーグレナ
住所
東京都港区芝5-29-11G-BASE 田町
電話番号
03-3453-4907

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