フェリシモが東京都の「心のバリアフリー」企業に認定されました

フェリシモ、東京都「心のバリアフリー」好事例企業に認定

最近、フェリシモが東京都の「心のバリアフリー」好事例企業に認定されたことが発表されました。この認定は、フェリシモが推進している「C.C.P（チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクト）」の取り組みに対する評価として特に注目されています。

心のバリアフリーとは？

「心のバリアフリー」は、すべての人が快適に生活できる社会を実現するために必要とされる考え方です。特に高齢者や障害者、乳幼児を持つ家庭など、様々な背景を持つ人々が円滑に移動し、生活を楽しめる環境を整えることが重要です。東京都では、こうした取り組みを進める企業を支援し、社会全体の意識啓発を促進しています。

フェリシモの取り組み

障がい者支援プロジェクトの概要

2019年から展開されているC.C.Pプロジェクトは、福祉事業所やクリエイター、NPOなどと連携し、障がい者の生活を支える商品を開発しています。この活動の一環として、さまざまなニーズを理解し、商品開発に活かすため、アンケートや座談会を通じて意見を集めています。

また、障がい者アート展などのイベントを通じて芸術活動の場を提供し、一般の人々との交流を図ることでも積極的なコミュニケーションを生み出しています。

商品開発の特色について

製品開発には、福祉事業所で作られる手仕事の商品も多く含まれており、製品の品質向上に向けたサポートも行っています。たとえば、障がい者手帳カバーの企画・生産においては、自治体のニーズに応える形でデザインや機能性に配慮した商品が提供されています。

実際の取り組み例

1. 手染めの本革フラワーマジェステ
福祉事業所で丁寧に染められた本革製のマジェステ。大人の女性にぴったりのデザインで、ヘアアレンジが楽に行えます。この商品の売上の一部は、障がい者支援に充てられる基金として運用されています。

2. 長傘・折りたたみ傘両用の傘ケース
こちらも福祉事業所と共同で制作され、持ち運びやすさと使い勝手の良さを重視したアイテムです。使う人々に嬉しい工夫がいっぱい詰まっています。

3. 障がい者アート展の開催
2016年から続くプロジェクト「UNICOLART」では、障がい者の作品を展示し、アートに親しむ機会を提供しています。特に2023年には、クラウドファンディングで資金を集め、一般の方々にも作品制作への参加を促進しました。