大久保紗也の個展「物語るレプリカ」開催!
アートに興味を持つ人々に注目され続けているアーティスト、大久保紗也の個展が京都 蔦屋書店にて、2024年9月21日(土)から10月20日(日)までの期間に開催されます。タイトルは「物語るレプリカ/Replicas that tell a story」。この展覧会は、彼女のユニークな作品を通じて、他者との距離感や理解の難しさに関する深い考察を描き出しています。
大久保紗也は1992年に福岡で生まれ、京都造形芸術大学の大学院で芸術を学んだ後、東京で活動をしています。彼女は自身の作品を通じて、日常生活から抽出した感覚を描くことに挑んでおり、身体のあり様や人々の多様な姿勢に焦点を当てています。
展示内容とその背景
本展示では、大久保が選定したドローイングを元にした新作絵画約20点を展示します。なかには、ポール・オースターの小説『リヴァイアサン』をテーマにした作品もあり、観る者はそれを通じて深い物語性を感じることでしょう。また、波形のトタン板を使用した支持体や立体作品も含まれ、視覚的に多様な表情を持つアートが楽しめます。
アーティストの視点
大久保紗也は、絵画をタロットカードに例え、観る者がどのように解釈するかが重要だと語ります。彼女は、「描かれたものの解釈は、観る者自身の物語や記憶、そして社会によって異なる」と述べています。彼女の作品は、アートが持つ独特の言語性とも言える要素を強調し、解読難易度が高いながらも共感を呼ぶ力を持っています。
さらに、大久保のスタイルは「互いに模倣しあう」方法で描かれ、2枚のパネルを用い互いの筆跡を模倣しながら仕上げられています。こうしたプロセスは、彼女の考える独白のような対話を具現化しています。
個展の詳細
展覧会は入場無料で、時間は11:00から20:00まで。ただし、最終日のみ午後6時に閉廊します。作品は9月21日(土)10:00から販売が開始され、事前に売約されることもあるので、早めの訪問が推奨されます。興味のある方は、ぜひ京都 蔦屋書店に足を運んで、本展を体験してみてください。パートナーシップを通じて提供されるアート体験が、あなたの心に残ることと思います。
この展示は、アートに浸りながら自己を見つめ直す絶好の機会です。大久保紗也の世界に触れ、新たな視点を得ることができるでしょう。皆様のご来場を心よりお待ちしております。