西南学院大学とアスマークの産学連携プロジェクト
持続可能な学びの場を提供
西南学院大学と株式会社アスマークが共同で実施したデータ分析プロジェクトが、2026年7月16日に完了しました。この取り組みは、大学生にリアルな企業データを基にした調査分析を行わせ、実践的なスキルを身につけることを目的としたものです。実際の企業データを無償で提供された学生たちは、具体的な人事や組織課題に挑むことで、学びをより深める機会となりました。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは、田原ゼミに所属する3年生の学生たちが、提供された1万人規模の調査データを用いて分析を行う形式で進められました。7月16日には分析報告会が開かれ、学生たちはそれぞれのグループで異なるテーマに基づいた分析結果を発表しました。
分析テーマの紹介
学生たちの発表は、以下の3つのグループに分かれました:
- - 冬生まれグループ:「職務満足と愛着を高める要因」
- - ハットトリックグループ:「ワーク・エンゲイジメントを高める職場風土」
- - なんでやねん☆グループ:「キャリア成果を高める要因」
このように、各グループは異なる視点から企業内の人事課題に向き合い、データ分析を通して具体的な示唆を提示しました。
学生たちの考察
「なんでやねん☆グループ」
このチームは、職務志向性が個人年収や転職回数にどのように影響するかを探求しました。意欲的な職務姿勢を持つ者が年収を高め、自らのキャリアを築くことができるという仮説を基に分析を行い、直線的な傾向が確認されました。反対に、消極的な姿勢を持つ者は年収が頭打ちになる傾向にあることが示され、企業の人事施策に対する示唆を導きました。
「ハットトリックグループ」
このチームでは、職場風土がワーク・エンゲイジメントに及ぼす影響を調査しました。良好なマネジメントや人間関係が社員の主体的な行動やエンゲイジメントを高めることを示す結果が得られ、職場環境の改善が必要との結論に至りました。これにより、企業が具体的な施策を講じる重要性が浮き彫りになりました。
「冬生まれグループ」
このグループは、職務満足感と組織への愛着にスポットを当て、調査を進めました。職場環境や人事制度が満足度に与える影響を探った結果、「自己効力感」や「自己像所有感」といった内面的要因が重要であることが明らかになりました。これが、単なる制度面に留まらない対応の必要性を示唆しています。
まとめ
このプロジェクトは、実際のデータを使った学びの重要性を学生たちに体感させるとともに、企業に対しても新たな視点を提供しました。田原ゼミの学生たちは、学内では得られない貴重な経験をし、統計分析技術を実践的に学ぶ機会を得ることができました。このような取り組みは、今後も続けられるべきであり、教育現場の活性化にも寄与するものと考えています。また、株式会社アスマークの支援も今後の教育連携において大いに期待されます。