DAIJOBUが新たにテスト自動化チームを発足、開発と品質の両立を実現するサービス提供開始

DAIJOBU、テスト自動化を強化する新チームを設立

現在のソフトウェア開発現場では、アジャイル開発やCI/CDの普及によって、開発速度と品質の両立が求められています。しかし、多くの企業がこの理想を実現する過程で、さまざまな課題に直面しています。特に手動テストの限界や、テスト自動化の運用がうまくいかないという問題が深刻化しています。

このような背景を受けて、DAIJOBU株式会社はテスト自動化を専門に扱うチーム「SET（Software Engineer in Test）」を新たに組織し、開発のスピードと品質を両立させるサービス「AutoQA」の提供を開始しました。

新設されたテスト自動化チームの概要

DAIJOBUの「SET」は、ソフトウェア開発の知識とテスト自動化のスキルを併せ持つエンジニアで構成されています。このチームは、以下のサービスを通じて、幅広いテスト設計と自動化の支援を行います。

- エンド・ツー・エンド（E2E）やAPI、ユニットテストの自動化設計・実装
- CI/CDと連携したテストパイプラインの構築
- テスト戦略やカバレッジ設計、リファクタリング支援
- テストコードのレビューや保守体制の整備

この新体制は、プロダクトの開発全体において、品質だけでなく運用性やメンテナンス性を考慮した自動化設計を導入することで、全体的な健全性を高めることを目的としています。

自動化支援の特徴

DAIJOBUが提供する自動化支援にはいくつかの特長があります。まず、自社のSET人材による「内製支援型」のチーム体制が採用されています。これにより、実際の開発現場に密着したサポートが可能となり、さらに以下のような自動化ツールに幅広く対応しています。

- Playwright
- Cypress
- Jest
- Pytest
- RSpec
- k6

このように技術に精通したエンジニアによるサポートを受けることで、一時的な自動化ツールの導入に留まらず、定着と運用改善を目指します。また、CI/CD環境（GitHub Actions、CircleCIなど）との連携を重視し、自動実行設計を行っています。

自動化の実績と強み

DAIJOBU は、Web3やSaaS、toB向けのプロダクトを中心に、数十件以上のテスト自動化支援を実施してきました。特に以下の点において高い評価を得ています。

- QA視点と開発者目線を併せ持つ、読みやすく壊れにくいテストコード設計
- 短期間での自動化プロトタイプ導入から運用へのスムーズな移行支援
- 専任の自動化プロジェクトマネージャーによる工数やスコープの管理
- ドキュメント整理や運用設計のための仕組み化

しかし、テスト自動化に関する誤解も根強く存在しています。多くのチームが「すべてを自動化しよう」とするあまり、途中で破綻してしまうケースが見受けられます。DAIJOBU はこれを防ぐために、テスト全体の構造設計から始め、実装可能な範囲を明確にしながらコストを最小限に抑えて、最大の効果を引き出すことを目指しています。