次世代モビリティブランドVERACITY、資金調達の舞台裏
次世代電動モビリティのメーカー、VERACITYを運営する株式会社Fellow Groupは、プレシードラウンドにおいて資金調達を実施しました。近年、脱炭素化の流れとともに、電動モビリティの普及が進む中、VERACITYは市場のニーズに応じた革新的なソリューションを提供し、さらなる成長を目指しています。
EVの普及とその課題
世界的に見ても、エコで新しい移動手段としての電動モビリティは注目されていますが、現在はその黎明期にあり、まだ多くの課題が残されています。製品そのもののクオリティや法制度の整備など、様々な点での改善が必要です。VERACITYはこれらの課題を真剣に捉え、ゼロからのスタートを目指しています。
資金調達の狙い
今回の資金調達は、次世代モビリティの研究開発やグローバル展開に充てられる予定です。VERACITYはその革新性を基に、世界的な電動モビリティのメーカーとしての地位を確立し、日本のブランド価値を向上させることを目指しています。特に、中四国地方を中心とした電動モビリティのシェアリング事業に焦点を当てており、地域の活性化や観光促進へ貢献する意向も示しています。
Makuakeでの成功
VERACITYは、今年の8月に高性能の電動キックスクーター「VX50」と「VX125」を、応援購入サイトのMakuakeで先行予約販売しました。このプロジェクトは1ヶ月で1,100万円以上もの支援を獲得するなど、大きな話題を集めています。この成功は、今後の事業展開に明るい兆しを与えてくれています。
企業との連携
この度の出資は、株式会社ちゅうぎんキャピタルパートナーズによるもので、取締役の石元玲氏は、CEOの清水正輝氏とのコミュニケーションを重ねながら、清水氏の強い情熱と成長の可能性を感じさせる中で出資を決定しました。地元のシード期にあるスタートアップに積極的にサポートを行うことは、地域に新たな風を吹き込む試みでもあります。
CEOのビジョン
清水正輝氏は「私自身が大のモビリティ愛好家であるため、現状の移動手段における課題を深く理解しています。VERACITYは伝統的な自動車産業とは異なるアプローチで、新しい体験を提供していく」と語っています。
今後、電動モビリティの普及が進む中で、既存の自動車産業においては雇用が失われるという懸念もありますが、VERACITYは新たな産業創出を目指しています。
会社概要
株式会社Fellow Groupは、岡山県浅口市に拠点を置き、2021年に設立されました。今後もVERACITYのブランド力を高め、地域に新しい価値を提供する企業を目指して精進していくとのことです。
今後の展開に目が離せません。