「F&M One GeNNect」が会計事務所向けAI市場を革新
株式会社エフアンドエムが提供する会計事務所専用の生成AIツール「F&M One GeNNect」が、2025年11月のサービス開始から約7カ月で400事務所の導入を達成しました。この成果は、多くの会計事務所にとって革新の象徴となっています。
導入が進む理由
会計業界では、生成AIへの関心が急速に高まっていますが、実際には「使いたいが使えない」という声が多く聞かれます。その原因は、顧客の機密情報の取り扱いに対する法的リスクです。具体的には、税理士法、個人情報保護法、守秘義務などが強い制約を課しています。「F&M One GeNNect」は、これらのリスクに配慮された設計がなされており、税理士が安全に機密データをAIに利用できる環境を提供しています。
安全への配慮
エフアンドエムは企業の機密情報の安全管理のためのクラウドサービスを提供しており、その技術を「F&M One GeNNect」に活かしています。これにより、会計事務所は高水準のセキュリティを保ちながら、機密データを安心して利用できます。
機密データを活用する新しい形
「F&M One GeNNect」では、試算表や決算書、議事録、証憑CSVなどの機密性の高い業務データが安全に処理できます。特に、以下の機能が注目されています:
- - 試算表・決算書の分析: 財務データをもとに経営課題を抽出し、分析コメントを自動生成。
- - 議事録の自動生成: 面談の録音やメモから短時間で議事録を作成。
- - 証憑のCSV変換: 領収書や請求書等の画像を自動的に仕訳データに変換。
- - 独自のAIボット作成: 税務相談や月次監査用のボットを構築し、業務の効率化を図れます。
多様なAIモデルとの連携
「F&M One GeNNect」は、異なる業務用途に応じて、ChatGPT、Gemini、Claudeの3種のAIモデルを使い分けられます。さらに、確定申告や法人税に対応した税務専門のボットも初期搭載されています。また、これらは国税庁の公式データを参照しているため、誤情報生成のリスクを低減しています。
実績とコミュニティの力
リリースから約7カ月で400事務所が導入し、2,000アカウントを超える利用が確認されました。そして、当社が運営する「AI研究会」には950を超える事務所が参加。そこから得られた知識は「F&M One GeNNect」のさらなる改良に生かされています。
今後の展望
エフアンドエムは、「F&M One GeNNect」の機能強化とサポート体制の充実を目指しています。また、会計業界全体の発展に貢献するため、他の会計事務所と連携し、生成AIの活用基盤の構築に取り組む方針です。
企業概要
エフアンドエムは、1990年の設立以来、中小企業や個人事業主向けの会計サービスを提供し続けています。証券コードは4771で、現在は大阪府吹田市に本社を置いています。企業としての実績を背景に、今後も中小企業に寄り添った支援を展開していくことでしょう。