冷凍空調業界に革新をもたらす「testo 558s」
株式会社テストーが発表した新製品、デジタルマニホールド「testo 558s」は、これまでの製品には無い革新的な機能を搭載した冷凍空調設備用のメンテナンスツールです。特に注目すべきは、同製品に初めて採用されたカラータッチディスプレイ。これは、従来のボタン操作に比べて、直感的かつ迅速な操作を可能にし、専門的な測定でもスムーズに行えるようになっています。
1. 直感的な操作性を実現
カラータッチディスプレイにより、表示される情報はクリアでわかりやすく、視認性が大幅に向上しました。ユーザーは表示された数値を一目で確認でき、測定値の設定や操作も簡単に行えるため、忙しい現場においてもストレスなく使用できるのが大きな魅力です。
2. 高度な測定能力
testo 558sは、冷媒圧力だけでなく、温度や真空度のワイヤレス測定が可能です。デジタルマニホールド部品は、他の機器とも連携しながら、同時にデータを取得できるため、作業効率が格段に向上します。特に、モバイルアプリを用いることで、測定結果の記録や文書作成、さらにはそのデータの送信まで可能となり、空調サービス業務全体を効率的にサポートします。
3. 信頼性の高い電源設計
電源にはデュアルバッテリを採用しており、内蔵のリチウム充電池は約70時間の使用が可能。一方で、メイン電池の残量が少なくなった際は、単3乾電池をバックアップ用として使用できるため、商業現場での安定した運用が約束されています。
4. 多彩な測定機能
「testo 558s」は、冷媒の圧力をデジタル表示するだけでなく、圧力や温度のグラフ表示機能や、目標値の入力も可能です。特に自動充填や自動真空引きのプログラム機能により、これまで手間がかかっていたプロセスを簡素化し、作業効率を劇的に向上させます。また、96種類以上の冷媒に対応しているため、様々な冷媒を使用する現場でも問題ありません。
5. 堅牢な設計
製品は防塵防水設計(IP54)を採用しており、様々な環境下でも安心して使用できる耐久性を誇っています。このため、過酷な作業現場でも活躍が期待されます。
6. 製品の価格と特徴
テストーの「testo 558s」は、標準価格98,000円(税別)で販売されるほか、セットやホースセットなど多様な選択肢が用意されています。例えば、セット版の価格は134,000円で、真空計やクランプ温度計も同梱されています。
7. 会社の背景
株式会社テストーは日本における計測機器メーカーとして、精度の高い製品を提供することに注力しています。1987年に設立された後、日本市場での評価を高め、今では多くの業界で信頼されるブランドとなっています。製品の開発にあたり、グローバルな視点を取り入れながら、特に環境測定の効率化を目指しています。
まとめ
「testo 558s」は、新しいテクノロジーと直感的な操作性を兼ね備えた冷凍空調設備用のデジタルマニホールドです。この革新的なツールは、空調サービス業務の効率向上を実現するための欠かせないパートナーになるでしょう。