エコトレーリサイクル活動の拡大
千葉県を中心に展開するスーパーマーケットの株式会社ワイズマートと、食品容器製造のリーディングカンパニーである株式会社エフピコが手を組み、環境保護への取り組みを一層強化しています。両社は、使用済み食品トレーを新たなトレーへと再生する「トレーtoトレー」プロジェクトを通じて、地域のエコリーダーを目指し、持続可能な循環型社会の実現を目指しています。
取り組み内容
両社の協力のもと、2024年9月時点で千葉県内の40店舗において、店頭で回収した使用済み食品トレーが新たな資源として活用されます。ワイズマートの店舗内に設けられた回収ボックスから集められたトレーは、エフピコによって再生処理され、エコ製品として店頭で提供されます。「エコトレー」「エコAPET」「エコOPET」といった製品は、肉や魚、お惣菜、さらには寿司容器など、さまざまな場面で使用され、その結果CO2排出量の削減にも繋がっています。
過去の実績
2024年2月期には、ワイズマートで回収した使用済みトレーの総量が70.1トンに達しました。このトレーは再生され、317トンのCO2排出を抑えることに成功しています。この成果は、地域のエコ活動が具体的な形で環境に貢献している証です。
親子の食育活動
2025年2月期には、ワイズマートの環境活動「ワイズマート♡plus食育プログラム」の一環として、親子向けのリサイクル工場見学ツアーを実施しました。このような地域社会への働きかけを通じて、今後もワイズマートとエフピコはリサイクル意識を高めるための活動を続けていく予定です。具体的には、小学校への出前授業や、店舗での環境取り組みを促進していきます。
目指す未来
両社は今後、「エコトレー」「エコAPET」「エコOPET」の使用をさらに広め、年間380トンのCO2排出削減を目指します。持続可能な社会の実現は、企業の責務であり、地域住民との協働がその鍵を握っていることを強く認識しています。また、今回の取り組みは、地域の環境保護だけでなく、経済的な利益をもたらすものであり、消費者が参加できるような仕組みを整えることも重要です。
企業情報
株式会社ワイズマートは千葉県浦安市に本社を置くスーパーマーケットで、1969年に創業されました。40店舗を展開し、顧客に支持される商品構成を目指しています。
一方、株式会社エフピコは1962年設立の企業で、スーパーマーケットやコンビニ向けの食品容器を専門に製造しており、環境負荷の低いパッケージ開発にも注力しています。
持続可能な未来に向けて、ワイズマートとエフピコの取り組みはますます拡大していくことでしょう。