TABFにおけるSquareの挑戦
2025-12-08 11:42:38

SquareがTOKYO ART BOOK FAIRにデジタル決済を導入、出展者支援強化

SquareがTOKYO ART BOOK FAIRでのデジタル決済支援を強化



近年、アートブックの国際的な祭典として知られる「TOKYO ART BOOK FAIR」(TABF)では、多様な出展者が集まり、独自のアートや書籍を展示・販売しています。今年で15回目を迎えるこのイベントにおいて、Square(本社:米国ブロック社)は、出展者へのデジタル決済支援を発表しました。これにより、柔軟な決済環境を整え、文化交流を一層促進しようとしています。

TABFの背景



TABFは、国内外から約560組の出展者が参加する一大イベントであり、特にアート系の出版社やアーティストにとって重要な交流の場となっています。アートや文化が交差するのはもちろん、言語や国の壁を越え、多様なコミュニティが集まる場でもあります。しかし、これまでのTABFでは一つの大きな課題がありました。それは、海外の出展者にとって日本国内でのキャッシュレス決済の導入が難しく、多くのハードルがあった点です。

Squareの取り組み



Squareは、このような課題解決に向けて、出展者が希望する場合にキャッシュレス決済端末を提供することにしました。海外拠点の出展者にはSquareターミナルをレンタルし、国内拠点の出展者には新規アカウント登録でSquareリーダーを無償提供します。これにより、アートブックを創作する人々とその作品を楽しむ人々との安全なコミュニケーションがスムーズに行えるようになります。特に、TABFの主催者からは「現金を持参してください」とのメッセージが発信されている中でのキャッシュレス支援は、出展者や来場者にとって大きな意義を持っています。

TABFでの特典



また、Squareのキャッシュレス決済を利用して購入した方に対しては、先着順でTABFとSquareのコラボレーションバッグがプレゼントされるキャンペーンも実施されます。この取り組みは、出展者の負担を軽減し、来場者に新たな体験を提供する好機となるでしょう。

意義と今後の展望



TABFのZINE’S MATEエリアディレクター、黒木晃氏は「すべての出展者が同じ条件でキャッシュレス決済を導入できることは、私たちにとって大きな前進です。来場者がより自由に作品を選び、出展者が公平に評価される環境を整えることで、アートブック文化の国際的な交流がさらに広まると期待しています」と述べています。これは、TABFの目指す“開かれた場”を作るために非常に重要な支援となるでしょう。

Squareの日本責任者、スティーブン・アダムス氏も「新たなキャッシュレスサービスの導入は、すべての出展者に平等に機会を提供すると同時に、アートブックの国際的な流通を支持する役割を果たすはずです」と自信を見せています。

アダムス氏は、今後の展開についても触れており、2025年には日本市場における事業拡大が鍵を握ると確信しています。具体的には、飲食店や小売業など、さまざまな業種を支えるための強固な決済ソリューションを準備しているとのことです。これにより、事業者がデジタル化を進め、ビジネスの成長を享受できる環境を整えていくことが目標です。

最後に



TABFは、アートの可能性を探求する貴重なプラットフォームであり、Squareの支援は、その未来への第一歩です。アートブック文化の発展をお手伝いするこのプロジェクトは、出展者と来場者の双方に新しい機会を創出し、共に成長していくことでしょう。今年のTABFでは、新しい決済スタイルを体感し、アートの楽しさを多くの人々と共有できることを期待しています。


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会社情報

会社名
Square株式会社
住所
東京港区
電話番号

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