新女子監督内村光暉の誕生とIBSA柔道大会派遣選手決定
2023年6月8日に開催された理事会で、内村光暉氏が視覚障害者柔道女子日本代表監督に就任することが正式に承認されました。内村監督は、自衛隊体育学校の所属であり、国内外で優れた成果を上げてきた実績を持つ現役選手でもあります。2024年のパラリンピックを控え、新たな挑戦が始まります。
内村監督は、自身のこれまでの経験を活かし、選手たちが持てる力を最大限に発揮できるよう尽力する意向を示しています。彼は選手たちと共に、2028年ロサンゼルス大会、さらには2032年ブリスベン大会を見据えて、全力で活動すると宣言しました。「パラ柔道を通じて、多くの人々に勇気と感動を届けていきたい」との思いを胸に、監督としての新たな役割を担うことに身の引き締まる思いを抱いています。
内村光暉の戦績
内村監督は、選手としてのキャリアの中で数々の栄誉を手にしています。以下は彼の主な戦績です:
- - 2020年 講道館杯全日本柔道体重別選手権 男子66㎏級 3位
- - 2022年 全日本選抜柔道体重別選手権 男子66㎏級 3位
- - 2023年 講道館杯全日本柔道体重別選手権 男子66㎏級 3位
- - 2024年 講道館杯全日本柔道体重別選手権 男子66㎏級 5位
IBSA JUDO Grand Prix Giza 2025 派遣選手について
内村監督の就任に伴い、2025年にエジプトのギザ市で開催されるIBSA JUDO Grand Prixに派遣される選手も発表されました。この大会は、ろうあ者や視覚障害者を対象とした柔道競技の国際大会であり、選手たちの腕試しの場となります。大会は2025年8月18日から19日にかけて行われ、ハッサンムスタファスポーツホールでの開催が予定されています。
男子選手
1. 兼田友博 (J2 -70㎏級)
2. 佐々木嘉幸 (J2 -81㎏級)
女子選手
1. 石井亜弧 (J2 -52㎏級)
2. 藤原由衣 (J2 -52㎏級)
これらの選手たちは、内村監督のもと、卓越した技術と精神力を養い、国際舞台での成功を目指します。彼らの挑戦にぜひご期待ください。
今後、柔道界に新たな風を吹き込む内村監督と派遣選手たちの活躍から目が離せません!