JFEエンジニアリングが受注したCO₂輸送パイプライン設計業務
2024年10月22日、JFEエンジニアリング株式会社が、石油資源開発株式会社(JAPEX)から北海道苫小牧エリアにおけるCO₂輸送パイプライン建設および圧入設備の基本設計業務を受注しました。この業務は、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が主導する先進的CCS事業に関連するもので、実現可能性調査からの流れで進められています。
CCS事業の重要性と背景
CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)は、二酸化炭素を回収し、安全に貯留する技術です。気候変動対策として注目されており、カーボンニュートラル社会の実現に向けた重要な施策の一つとされています。JFEエンジニアリングは、これらの技術開発において、日本国内の幅広い技術力と経験を活かし、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。
具体的な業務内容
本業務では、JFEエンジニアリングがパイプライン建設のトップランナーとして持つ豊富な実績と最新技術を活用し、複数の拠点を結ぶ長距離パイプラインの設計を行います。具体的には、国内の油ガス田で培ったガス圧入技術のノウハウを生かし、CO₂を地下に圧入するための地上設備に関する検討も行います。これにより、安全かつ効率的なCO₂の輸送と貯留が可能になります。
パイプライン建設の未来
苫小牧エリアにおけるCCS事業は、クリーンエネルギーの安定供給や気候変動対策に貢献するだけでなく、地域経済の活性化にも寄与する可能性があります。JFEエンジニアリングは、今後も技術開発を続け、CCSの早期実現に貢献していく計画です。
この受注は、カーボンニュートラルに向けた一環として、地球環境を守るための重要なステップであり、業界全体においても注目されています。
お問い合わせ
本件に関する問い合わせは、JFEエンジニアリング株式会社総務部広報室までお願いいたします。今後の展開にぜひご期待ください。