児童虐待問題に立ち向かう株式会社AiCANが国際プログラムに参加決定

株式会社AiCANの新たな挑戦

川崎市に本社を構える株式会社AiCANが、児童虐待の撲滅を目指す取り組みを進めています。この度、国際的なスタートアッププログラム「Global Startup Acceleration Program（GSAP）」のAIコースに選出され、より多くの子どもたちを救うための活動を強化することとなりました。

GSAPとは？

GSAPは、日本貿易振興機構（JETRO）とスタンフォード大学の起業家コミュニティ「StartX」が提携して実施するイニシアティブです。日本のスタートアップが国際的な市場で活躍するための支援を目的としたプログラムであり、特にAI分野のスタートアップに注目されています。今年も多くの企業が選ばれる中、AiCANの選出は大きな注目を集めています。

児童福祉における取り組み

AiCANが目指す「すべての子どもたちが安全な世界に変える」というビジョンは、非常に重要なテーマです。日本では子どもに対する虐待の相談件数が年々増加しており、2020年には20万件を超え、現場は逼迫しています。職員数の不足や対応の高度化が問題視されており、これに対する解決策を提供することが急務です。

AiCANのサービス内容

AiCANは、児童相談所や子育て支援課などの現場の経験と最新のテクノロジーを融合したサービスを提供しています。主力サービスである「AiCAN」は、業務をデジタル化するSaaSアプリと、データ分析に基づく提案や研修を行う活用支援を組み合わせたものです。このサービスによって、自治体の職員の負担を軽減し、人材育成にも貢献しています。

今後の展望

GSAPを通じて得られる知識やネットワークは、AiCANにとって新たな可能性を切り開くものです。国際的なスタートアップコミュニティとのつながりを活かし、今後のグローバルな展開にむけて基盤を築くことが期待されています。AiCANは、児童福祉の現場で直面する課題に対して具体的な解決策を提供し続け、全ての子どもたちが安心して生活できる社会の実現に向けて邁進していきます。