全国から集まった特産品、むらおこしコンテスト受賞作を紹介

平成28年度むらおこし特産品コンテスト受賞作品

平成28年度のむらおこし特産品コンテストが10月19日に東京有楽町で開催され、全国から集まった特産品の中から13品が受賞に輝きました。このコンテストは、地域資源を活用し、商工会がサポートした事業者により開発された特産品を評価する場として、昭和63年度から続いています。今年で29回目を迎え、地元の産業振興や販路開拓に大きく貢献しています。

特産品のエントリー総数は107点、内訳は食品部門が95品、非食品部門が12品です。審査委員会は流通や報道、学識経験者で構成され、品質や独自性を審査基準にして厳選が行われました。受賞作の中には、特に優れた商品に与えられる経済産業大臣賞や中小企業庁長官賞のほか、審査員特別賞もあります。

経済産業大臣賞

まずは、経済産業大臣賞を受賞した特産品をご紹介します。それは沖縄県の忠孝酒造が手掛けた「黒あまざけ」です。黒麹を使用し、独自の製法で作られたこの甘酒は、温めても冷やしても楽しむことができる一品。豆乳と混ぜても美味しく、健康にも良いことでしょう。

受賞特産品一覧

以下に、その他の受賞特産品をご紹介します。

中小企業庁長官賞

1. 伊豆のチカラ殻絞り海老ソース（静岡県）：伊豆産の伊勢海老を使用し、殻ごと煮込んだ濃厚なソース。
2. 手づくり組木コースター（秋田県）：天然秋田杉を使用した、伝統的な組子デザインのコースター製作キット。

全国商工会連合会会長賞

1. 潮かつお燻焼き（静岡県）：国産鰹を用いた、伝統的な製法で作られた保存食。
2. みかんチップス（熊本県）：干しみかんを用いた新感覚のドライフルーツ。
3. 白ワインに合う牡蠣のガーリックオイル漬け（広島県）：牡蠣の旨味を存分に楽しめる一品。
4. 拵トート（静岡県）：おしゃれで実用的なA3サイズのトートバッグ。

審査員特別賞

1. 最勝幸露柿（石川県）：干し柿をサイコロ状にカットした食べやすい一品。
2. ミズの実漬物（秋田県）：貴重な山菜の漬物、カリカリとした食感が特徴。
3. 生詰檸檬蜜（広島県）：手絞りのレモン果汁を使用した贅沢な蜜。
4. かりっとわかさぎプレミアムチーズ（秋田県）：唐揚げワカサギとチーズの絶妙なハーモニー。
5. 幻の2日ひじき（大分県）：自然豊かな環境で育まれた美味しいひじき。
6. するめの白花削り（静岡県）：ふわっとした新しい食感のするめ。

受賞した特産品は、11月25日から27日まで東京・池袋のサンシャインシティで開催される『ニッポン全国物産展』でも展示され、多くの人々にその魅力が伝わることでしょう。地域の経済振興に貢献する特産品の数々をぜひ、実際に味わってみてください。