サステイナブルなファッションを目指すGOOVIの挑戦
ファッション業界でも環境意識が高まる中、青山商事が展開するドレスカジュアルブランド「GOOVI」が、サステナビリティの取り組みとして注目を集めています。特に、店舗で使用されたプラスチックハンガーのリサイクルに対する新たなアプローチは、環境負荷軽減に向けた重要なステップです。この取り組みは、2024年秋冬コレクションから全23店舗で導入される予定です。
環境負荷軽減に向けた取り組み
青山商事は、2050年にカーボンニュートラルを目指しています。その一環として、破損や不用になったプラスチックハンガーを原料に水平リサイクルハンガーを製造しています。このハンガーは、リサイクル専門業者との協力によって実現し、代々受け継がれてきたハンガーを新たな形で再利用するものです。
「GOOVI」においては、これらハンガーのリサイクルだけではなく、そのプロセスにおいて障がいを持つ方々の雇用機会を生み出している点も見逃せません。作業の多くが直接的に障がい者の手によって行われており、さまざまな特性に応じた仕事が提供されています。2023年度の障がい者雇用率は法定の水準を上回り、持続可能で多様性のある社会を目指しています。
リサイクルの具体的なステップ
「GOOVI」のリサイクルプロセスは以下の通りです:
1.
ハンガーの回収:全国から破損したハンガーを集めます。
2.
仕分け:各種パーツを外し、色ごとに分別します。
3.
分類:本体とフックを分けて分類します。
4.
手作業による仕分け:パンツハンガーも手作業でそれぞれのパーツに分けられます。
5.
粉砕:粉砕機を使用して細かく切断します。
6.
新ハンガー製造:粉砕された素材は新しいハンガーに再生されます。
これにより、2021年度から2023年度までの3年間で約60万本のハンガーがリサイクルされました。
障がい者の雇用環境とSDGsの重要性
青山商事では、障がい者に対しての雇用支援を積極的に行っています。特に、「井原商品センター」や「千葉センター」などの物流センターにおいては、身体や精神的な障がいを持つ方々が多く在籍し、高い雇用率を誇っています。このような社会的取り組みを通じて、持続可能な社会の形成に寄与していく意義は大きいと言えます。
また、このような取り組みはSDGs(持続可能な開発目標)の理念に合致しており、環境問題への認識を深めると共に、持続可能な社会の実現を目指すことが期待されています。
まとめ
「GOOVI」のリサイクルハンガーの導入は、今後のファッション界における新たな取り組みのモデルケースになることでしょう。環境負荷を軽減しつつ、誰もが働きやすい職場を作ることが、未来のファッションビジネスにとって重要な鍵となるに違いありません。これからも青山商事は、サステナビリティを重要なブランドコンセプトとし、持続可能な社会に向けた取り組みを強化していくことが期待されます。