神奈川県「ME-BYO BRAND」に認定された「CQ test®」
医療AIスタートアップ株式会社Splinkは、セルフチェック型認知機能測定ツール「CQ test®」が神奈川県の「ME-BYO BRAND」に認定されたことを発表しました。この認定は、脳の健康を守るための取り組みとして重要な意味を持ちます。
「ME-BYO BRAND」とは?
神奈川県は、県民の健康促進および未病産業を拡大する目的で、「ME-BYO BRAND」として優れた商品やサービスを認定しています。このプログラムでは、未病の視点から認知症対策を強化することを目指しています。
「CQ test®」は、認知機能低下を未病の段階で測定し、早期介入を促す技術として高く評価されました。そして、少子高齢化の進行を背景に、県民の「ブレインウェルビーイング」を実現するための重要な取り組みです。
現在、ストレスや不規則な生活が脳の健康に及ぼすリスクはますます高まっています。そのため、日常生活や社会活動を通じて脳の健康を維持・向上させることが不可欠です。
認定を受けての今後の展開
Splinkは、2024年から神奈川県との共同で「認知症未病改善プロジェクト」を実施し、新たなアプローチに挑戦します。このプロジェクトでは、実際に横浜市の若葉台団地で「CQ test®」を用いた実証が進んでおり、多くの高齢者が自己チェックを行うことに成功しました。今後さらに、タブレットやスマートフォンを活用したデジタル認知機能チェックが、より一層の利活用を促進すると期待されています。
Splinkの目指す未来
Splinkは、以下の三つの主要領域での成長と社会貢献を目指しています:
1.
未病改善に向けたブレインウェルビーイングの推進
- 認知症予防に資するソリューションを提供し、地道なアプローチを強化。
2.
実証事業の深化とデータ利活用の推進
- 収集したデータを活かし、未病・後病フェーズの対策を高度化。
3.
県民向けの認知症啓発の強化
- 「ME-BYO BRAND」としての信頼性を活かし、広範な疾患啓発活動を展開。
代表取締役のコメント
代表の青山裕紀は「CQ test®が認定されたことで、私たちの技術が社会に貢献する証明であり、今後も神奈川県と協力して健康づくりに寄与したい」と述べています。この認定を機に、認知機能を手軽に評価できる環境を整え、県民の健康を守るために努力を続けることを約束しています。
CQ test®について
「CQ test®」は、健康な人々が自らの認知機能を評価できるセルフチェックツールです。スマートフォンやタブレットから簡単にアクセスでき、約10分でテストが完了します。結果はその場で表示され、経年変化を可視化することで、個々人に深い気づきを与えます。
終わりに
神奈川県の取り組みとSplinkの技術が合わさることで、生涯にわたる健康とウェルビーイングの向上が期待されます。今後の展開にご注目ください。