未来を守る取り組み:7才の交通安全プロジェクトの全貌
こくみん共済 coop(全国労働者共済生活協同組合連合会)による「7才の交通安全プロジェクト」は、全国の小学校や児童館に154,102本の横断旗を寄贈することで、子供たちの交通安全を深く考えるきっかけを提供します。この新たな取り組みは、2025年4月22日に東京都江戸川区立船堀小学校にて寄贈式が行われ、当校の山下靖雄校長や、こくみん共済の坂本隆浩常務執行役員と共に、地域の交通安全についての意見交換も行われました。
寄贈式の様子
寄贈式では、江戸川区立船堀小学校の2年生が代表として参加し、記念撮影が行われました。学校の交通安全活動への取り組みを紹介した山下校長は、「子供たちを交通事故から守るため、日々の活動に力を入れている」と述べました。黄の横断旗が持つ視認性の高さは、交通事故の防止に貢献するとの期待が寄せられています。
交通事故から子供たちを守る目的
7歳という年齢の子供たちは、行動範囲が拡大し大人と比べて目線が低く、注意力も充分でないため交通事故のリスクが高いことがデータに示されています。この深刻な現実を受けて、同プロジェクトは2019年から本格的に始動。肝要なのは、交通事故による被害を未然に防ぐことです。
主な取り組み内容
これまでに行われてきた主な取り組みとしては、以下のようなものがあります:
1.
横断旗の寄贈:共済商品を利用することで、横断旗を1本ずつ寄贈するシステムを導入。これにより、全国で155万本以上の横断旗が各地域に届けられています。
2.
交通安全デジタル絵本:親子で楽しむことができるデジタル絵本を公開し、交通安全の意識を高める試みも行っています。
3.
金沢大学との共同研究:子供たちの視点や行動に基づく研究を進め、交通安全改善のための実験を重ねています。
4.
ハザードマップの公開:地域ごとの危険箇所を可視化した「私のまちの7才の交通安全ハザードマップ」を開発し、利用者が事故情報を共有できる仕組みを整えています。
5.
記念日制定:4月4日を「子ども見守り活動の日」として制定し、さらなる意識の啓発を図る活動を行っています。
交通安全は地域の未来を守る
「7才の交通安全プロジェクト」は、子どもたちの未来を守る重要な活動として大きな期待を集めています。特に横断旗の寄贈は、地域全体で子供たちの安全を支えるシンボルにもなります。教育機関や地域住民と協力しながら、こくみん共済は安全な社会づくりに向けた取り組みを継続していくことを宣言しています。各地域での交通安全活動にも、ぜひ参加・協力していきたいものです。
最後に
未来ある子どもたちを守るために、私たち一人ひとりが意識を持ち、交通安全について考えることが求められています。7才の交通安全プロジェクトの活動は、その出発点に他なりません。この取り組みを通じて、すべての子どもたちが安全な環境で成長できることを願っています。今後も地域に根付きながら、さらなる広がりを見せていくことでしょう。