村上春樹作品がAudibleで新たに朗読配信スタート！

村上春樹作品がAudibleで朗読開始

2023年12月17日、世界最大級のオーディオブックサービス、Audibleが村上春樹著の名作「1973年のピンボール」と「羊をめぐる冒険」の朗読配信を開始します。これらの作品は豪華なナレーターによって新たな魅力を引き出され、リスナーに深い読書体験を提供します。

新たな朗読作品の詳細

朗読を担当するのは、岡山天音さんと染谷将太さんです。「1973年のピンボール」では岡山天音さんが、1982年の作品「羊をめぐる冒険」では染谷将太さんがナレーションを手掛けます。村上春樹作品の独特な世界観を、彼らの声を通じてどのように表現されるのか、期待が高まります。

「1973年のピンボール」について

この作品は、村上春樹のデビュー作「風の歌を聴け」の後に発表された長編の第二作です。物語は、東京で友人と翻訳事務所を経営する「僕」と、故郷の街に残りながら自身の青春に別れを告げる「鼠」を描いています。人々の痛みや成長を描写したこのストーリーは、心の奥深くに響く内容となっています。

ナレーター岡山天音さんのコメント

岡山さんは、村上春樹の作品に幼い頃から親しんできたと語ります。「朗読では、聞き手にフラットに世界を伝えられるように、たくさんの工夫をしました」と話し、忙しい日常の中でも新たな発見を持ってもらえるような朗読を目指しています。

「羊をめぐる冒険」について

一方、「羊をめぐる冒険」は、1978年の手紙から始まる神秘的な物語であり、特徴的なキャラクターたちとの出会いが冒険へと導かれます。村上春樹の不可思議な世界を体験できる作品です。

ナレーター染谷将太さんのコメント

染谷さんは、「声だけだからこそ、違う人々の感情や個性を表現できる魅力が朗読にはある」と語りました。男女の駆け引きを一人で演じ分け、視聴者に新しい感覚を届けることに挑戦しています。

Audibleでの村上春樹作品

Audibleでは既に多数の村上春樹作品が豪華なキャストによる朗読で楽しめます。忙しい現代人にぴったりのオーディオブックは、通勤中や家事の合間など、様々なシーンで利用できるため、読書の新たな形を提供しています。リスナーは自分自身のペースで作品の世界に浸ることができ、従来の読書とは違った新鮮な体験を得られます。