茶美一味の魅力
2026-04-01 07:25:45

京都・山里の魅力を感じる茶美一味の世界とは

京都・山里の魅力を感じる茶美一味の世界とは



京都の奥深い場所、嵐山から続く山道を進んだ先にある水尾という小さな集落。そこは、千年以上前に清和天皇が最後の日々を過ごした地でもあり、柚子の香りが漂う静寂に包まれた場所です。この水尾に位置するのが茶花山莊です。

茶花山莊は、日本とフランスを行き来しながら、陶芸、書道、篆刻、写真、文学、さらには茶道を探求してきた作り手によって生み出されたアートスペースです。二つのギャラリーと柚子畑が広がり、美と静寂が共存するこの場所は、すでに多くの文化活動が展開されています。

2025年には『和漢朗詠集』を題材にした書道コンクールが開催されました。この書は漢詩と和歌を収めた作品であり、清和天皇と深い関わりがあります。優勝者には柚子の木の全収穫が贈られ、受賞者はご家族と共にその収穫に水尾まで訪れました。この体験は、書の美しさが山里の恵みと繋がる瞬間を象徴しています。

毎月第一土曜日には「京都プーアル茶の会」が開かれます。日本では質の高いプーアル茶に出会う機会が限られている中、この会は特に農家から直接仕入れた若い生茶を楽しむ貴重な場です。この茶は、素朴でありながら力強く、一煎ごとにその表情が変わる魅力を持っています。そこで出会う茶は、山の空気、侘びの陶、そして京都独自の味覚文化が調和し、参加者同士を深く繋げます。

「京都プーアル茶の会」では、国籍やバックグラウンドを超えた茶好きたちが一堂に会し、それぞれの茶を持ち寄ります。言葉を超えて、一碗の茶をきっかけに人々が繋がる瞬間が体験できます。

陶芸もまた、言葉のない会話です。土を捏ねて釉薬をかけ、焼成を経て完成した茶碗に茶を注ぐ時、飲み手と作り手の間に言葉を超えたつながりが生まれます。私の夢は、そんな営みが水尾の静寂の中で、ゆっくり時をかけて、より広がっていくことです。フランス、中国、台湾など、様々な場所から美に魅了された人々がこの山里を訪れ、茶を味わい、書を鑑賞し、陶に触れて彼らの元へ帰ってゆくのです。

最後に水尾が教えてくれること。それは、美しいものは遠くにあるわけではなく、実は深くにあるのだということです。茶花山莊は、その深さへの入り口でありたいと願っています。

茶花山莊について



京都市右京区嵯峨水尾に位置する茶花山莊は、陶芸、書道、篆刻、茶道に跨る創作活動を行う拠点です。二つのギャラリーと柚子畑を擁し、毎月の「京都プーアル茶の会」や年一回の『和漢朗詠集』書道コンクール(第二回は2026年10月30日締切)など、様々な文化活動を提供しています。もっと詳しい情報は公式ウェブサイトをご覧ください。また、お問い合わせは[email protected]までお気軽にどうぞ。


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