「纏うアート」を提案するM I H E Yの個展開催、衣服の価値の再定義とは

「纏うアート」を提案するM I H E Yの初個展

大阪・新福島にて、レディースブランド「M I H E Y」が全て一点ものという新しいコンセプトの個展「Peerless」を開催します。会期は2022年12月10日（土）から12日（月）まで。この展示では、ブランドのデザイナー楠本美佳が手がけたオリジナル作品が一堂に集まり、訪れる人たちに新たな衣服の価値を提案します。

個展の背景とサステナビリティの理念

近年、ファッション業界ではサステナビリティが注目されています。多くの衣服は短いシーズンで消費され、廃棄されがちです。しかし、「M I H E Y」は、衣服をただの流行品としてではなく、時間が経つほどにその価値が増すものと捉えています。そこには、作品に命を吹き込む楠本の真剣な思いが込められています。

「Peerless」は、楠本のこれまでの経験と技術、そして美意識が融合した集大成。個展では、全ての作品にタイトルを付け、手作業で印字されたタグが付きます。これにより、アイテムに込められたストーリーがより一層際立ちます。

展示される素材とデザインへのこだわり

本展に登場する作品は、キュプラリネン、ペーパーリネン、コットンモダールジャガードといった素材が使用されています。アメリカンワークのディテールを取り入れつつも、女性らしさや柔らかさを感じさせるデザインに仕上げられています。これにより、長期間着用できる耐久性に優れ、年齢やトレンドに左右されにくいものとなっていることが特徴です。

価格帯は44,000円から92,000円で、作品詳細は公式サイト上で確認可能です。また、購入したアイテムについては、丈の微調整などのアフターサービスも行っています。

カスタマイズの重要性

「M I H E Y」は、今後、作品をお客様に合わせたカスタマイズが重要な要素であると考えています。お客様の要望をヒアリングし、シルエットの調整用アジャスタタブを設けたり、手作業でのパイピング処理で美しさを引き出したりしています。これにより、より一層ユーザーの体型や好みに合わせた服作りが実現されていくことでしょう。