スマートホームの新時代到来
現在、スマートホーム市場は急速に進化していますが、そんな中で三菱地所とオプテックス株式会社の連携が注目を集めています。両社は、お互いのサービスを融合させ、生活者の利便性を飛躍的に向上させる新たな仕組みを提供します。
HOMETACTとOMNICITYの連携
この度の提携によって、三菱地所が提供する「HOMETACT」と、オプテックスが提供する自動ドアセンサーソリューション「OMNICITY」が互いに連携。これにより、OMNICITY対応のセンサーが設置された集合住宅において、HOMETACTアプリを介して共用部のハンズフリー通行が実現します。具体的には、HOMETACT Smart Gateという機能が新しく追加され、スマートフォンを使うことで、物理的な鍵やアプリを開くことなく、共用エントランスを解錠できるようになります。
利便性がもたらす変化
その主な利点は、以下のとおりです。
1.
ハンズフリー通行の実現:スマートフォンがカバンの中にあっても、OMNICITYのセンサーによる認証で共用部を通行可能です。両手が塞がっているシーンでも、自然に入出室できるため、生活が快適に。
2.
権限管理の効率化:OMNICITYが提供するソフトウェア開発キット(SDK)を利用することで、HOMETACTの管理画面から簡単に利用権限を管理できます。これにより、入退去手続きがスムーズになり、運営コストの削減が期待されます。
3.
ローコストでの導入:多くのスマートエントランスシステムには複雑な工事が必要ですが、OMNICITYは自動ドアセンサーの交換だけで対応できるため、導入コストを抑えることが可能です。
HOMETACTとOMNICITYの価値向上
三菱地所とオプテックスは、各々のサービスの連携によって新たな価値を生み出すことを目指しています。この連携を通じて、両社は積極的にプロモーションや導入提案を行っていく方針です。
フューチャリスティックな体験
この技術は、2024年4月に発表されたOMNICITY key SDKに基づいて実現されます。これにより、共用エントランスなどへのアクセスが簡単にできるようになります。入退去管理においても、HOMETACTの管理ポータルで解錠権限を管理することができるため、フレキシブルで効率的な運用が期待されています。
取材・体験コーナーのお知らせ
両社は、この画期的な取り組みを更に広めるため、JAPAN BUILD TOKYO内「第5回不動産テックEXPO 東京展」で体験コーナーを設けることを決定しました。これは、2023年12月11日から13日の間、東京ビッグサイトにて開催されますので、ぜひ足を運んでみてください。これは、スマートホームプロジェクトの進化を実感する良い機会となるでしょう。
HOMETACTの概要
HOMETACTは、2021年11月より提供を開始した総合スマートホームサービスで、複数のIoT機器を一元管理できる利便性を備えています。幅広い商品との連携を実現し、スマートな生活を支援しています。2023年には「スマートホーム分野」でMM総研大賞を受賞するなど、そのクオリティが証明されています。
OMNICITYとは
OMNICITYは、オプテックスが提供する自動ドアセンサーのソリューションで、開閉制御に加えてビーコンサービスを実装しています。多様な機能を持ちながらも簡単に運用できるため、その導入が加速しています。
スマートホームの未来はここにあり、HOMETACTとOMNICITYの連携によって日常生活は一変することでしょう。