超小型RFIDリーダー「MR20」と「SR160」の登場で業務効率化へ

株式会社東北システムズ・サポートが新たに開発したウェアラブル型のRFIDリーダー

株式会社東北システムズ・サポート（TSS）は、近距離読み取りに特化したウェアラブル型RFIDリーダー「MR20」と、バーコードスキャン機能を搭載したハンディ型リーダー「SR160」を、2025年4月15日（火）に発売しました。これにより、RFID技術の利用が一層進むことが期待されています。

RFID技術の進歩とその利便性

RFID（Radio Frequency Identification）は、非接触で情報を読み書きできる自動認識技術です。これまでRFIDは、特に個別の商品を正確に識別する必要があるピッキング業務では導入が難しいとされていましたが、新たに開発された「MR20」により、短い距離での正確な読み取りが可能になりました。

従来のRFIDリーダーでは、離れた位置からデータを一括で読み取ることができる反面、個別アイテムの特定が難しいという課題がありました。新型リーダーは読み取り距離を数センチに制限し、近づけた対象のタグから正確にデータを読み取り、作業のスピードと精度を格段に向上させます。これにより、物流業界での導入が進むことが見込まれています。

MR20とSR160の特徴

「MR20」は、手の甲に装着するタイプのRFIDリーダーで、装着した手を商品や荷物にかざすだけで瞬時に情報を読み取ることができます。この新しい使い方により、作業者は両手を空けたままでピッキングやスキャンを同時に行うことが可能です。そのサイズはわずか5×6センチと非常にコンパクトで、重さも約65gと軽量です。加えて、防塵・防滴性能（IP65）や落下耐性も備えており、タフな環境での使用にも対応しています。

一方、「SR160」はRFIDとバーコードの両方を読み取ることができるハイブリッド型ハンディリーダーです。手にフィットするデザインで、ハンズフリーで使用できるため、カウンター業務やレジ会計などでも活躍します。