古野電気、国際会議ITSF2024で最先端の時刻同期技術を披露

イントロダクション

古野電気株式会社は、時刻同期技術の進化に取り組む企業として知られています。2024年11月4日から7日まで、スペインのセビリアで行われる世界最大の時刻同期に関する国際会議「ITSF 2024」において、同社はゴールドスポンサーとして出展します。このイベントは、国際的な業界関係者が集まる場であり、最新の技術とソリューションの展示が行われます。

ITSF 2024の概要

ITSFは、時刻同期技術に関心のある専門企業や研究機関、技術者が一堂に会し、技術革新を共有するプラットフォームです。会期中、参加企業はテレコム、証券、スマートグリッド、データセンターなど、重要なインフラにおける最新の時刻同期ソリューションについての講演を行います。古野電気は、最新のGNSS（全球測位衛星システム）受信モジュールやマルチGNSSアンテナを中心に、企業が求める高精度な時刻同期を実現する製品を展示する予定です。

展示内容

古野電気が紹介する主な製品は、世界最高水準の時刻精度を持つGNSS受信モジュール「型式：GT-100」と、同じく高精度を実現する時刻同期用マルチGNSSアンテナ「型式：AU-500」です。これらの機器は、L1およびL5の2周波数に対応しており、従来の技術に比べて高い堅牢性を持っています。特に「GT-100」は、優れた安定性を持ち、時刻精度は4.5ns（1σ）未満とされています。

講演内容について

古野電気は、セッションでも自身の技術を紹介します。講演は11月7日の15：15から行われ、課長の冨永貴樹が「様々なグレードのPVTエンジンを用いたGNSSタイミング性能の評価」と題して発表します。彼は、メートルレベルからセンチメートルレベルの位置精度を実現するために開発された低コストの技術について詳述し、実際のテストを通じて得た1PPS精度の評価を行います。

古野電気は、今回の国際会議を通じて得られる知見を活かし、更なる技術革新と業界への貢献を目指します。最先端の技術を披露する位置にある古野電気のブースには、業界関係者からの注目が集まることでしょう。