江ノ電の車窓を彩る新技術！ポジカくっきりフィルムの試験運行開始

江ノ島電鉄と丹青社、三井化学の3社が共同で開発した「ポジカくっきりフィルム」を使用した新たな試験運行が、2024年8月31日よりスタートします。このフィルムは、日差しの眩しさを軽減しつつ、車窓から見る景色をより色鮮やかに演出することを目的としています。特に、景観が美しいエリアを通る江ノ電にとって、この技術は非常に期待されています。

ポジカくっきりフィルムとは

このフィルムは、三井化学の「くっきり色素」技術を採用しており、選択的にイエローライトをカットします。これにより、ガラス越しに見える景色がより自然な色合いで表現され、青空や海、緑の木々が鮮やかに感じられます。ポジカくっきりフィルムは、ただ景色を美しく見せるだけでなく、ガラスの飛散防止機能や紫外線を99％カットする特性も備えています。

試験運行の詳細

試験運行では、江ノ島電鉄の500形車両の一部の窓にこのフィルムを施工します。乗客は、フィルムが貼られた窓とそうでない窓を見比べ、景色の見え方の違いを体験できます。また、窓越しに見える景色の鮮やかさについてのアンケート調査も実施されるため、参加者は自分の感じたことをフィードバックすることが求められます。

- 試験運行期間: 2024年8月31日～約1年間
- 試験車両: 500形2編成（他の車両では実施しません）

運行日に関しては、江ノ電のホームページでの確認を推奨します。