タイ市場に「anybot」が初上陸
エボラニ株式会社がこの度タイにおけるLINEミニアプリ・チャットボット開発ツール「anybot」の提供を開始しました。これは、タイでの「anybot」の初導入であり、同国におけるテクノロジーの進化を象徴するものとなります。
LINEの普及率とビジネスチャンス
タイ国内でのLINEのユーザー数は、2024年12月の時点で約5,400万人。6600万人の人口に対して圧倒的な普及率を誇り、デリバリーやタクシー配車など多岐にわたるサービスで利用されています。このように、LINEはタイ国民にとって日常生活に欠かせないコミュニケーションツールとなっており、ビジネス面でも大きな市場機会が広がっています。LINEの利用時間は国の中でも最も多く、企業にとっても重要なプラットフォームとされています。
The Omeletとのパートナーシップ
エボラニは、タイ・バンコクに本社を置く「The Omelet Co., Ltd.」と戦略的なパートナーシップを締結しました。The Omeletはソーシャルコマースのユーザー体験を向上させるためにLINEを活用する事業を手掛けており、これにより「anybot」の販売、運用、カスタマーサービスを日本国外で実施することが可能となりました。
PTTグループへの「anybot」導入事例
最初の導入先として選ばれたのは、タイ最大の石油販売会社であるPTTグループです。PTTグループはデジタルトランスフォーメーションを推進しており、全従業員のAIリテラシー向上に向けて「anybot」の導入を決定しました。
AI人材育成の取り組み
PTTグループは、従業員のAIスキルを高めることで業務の生産性向上を図っています。エボラニは、このニーズに応えるため、LINEプラットフォームを活用したゲーミフィケーション体験の提供を決定しました。
「anybot」を通じて、従業員はミッションやクイズに挑戦し、その成果に応じたスコアが自動で収集される仕組みが導入されました。このアプローチにより、参加者は双方向の学びを体験し、AIに対する関心を高めることに成功しました。
参加した1,300人以上の従業員は、高い定着率と共に、AI活用の重要性を再認識する機会を得ることができました。今回の「anybot」導入は、単なるツールの提供を超え、企業全体のデジタル変革を加速させる重要なステップとして位置づけられるでしょう。
今後の展望
エボラニ株式会社としては、この成功事例をさらに多くの企業へ展開し、「anybot」の普及を進めていく方針です。タイ市場におけるデジタル化の取り組みはもちろん、その他の国においてもその効果を拡大し、より多くのビジネスシーンにおいて「anybot」が活用されることを期待しています。
企業情報
- - エボラニ株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表:ソウ・ユ): 公式サイト
- - The Omelet Co., Ltd.(本社:バンコク、代表取締役:Kasama Jatejarungwong): 公式サイト
このようにエボラニの取り組みは、市場のニーズに応えただけでなく、デジタルビジネスの未来を見据えた新しい試みとして注目されています。