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豊岡市のベンチャー企業がカフェインレス飲料事業をスタート

2022年に設立された兵庫県豊岡市の株式会社モアカルは、企業向けの人事採用支援や移住創業プログラムの企画・運営を行う新興企業です。そのモアカルが、この度新たにカフェインレス飲料事業に参入することを発表しました。この取り組みは、同社が掲げる「ココロオドル仕事づくり」を推進し、ビジネスの柱を増やすことを目的としています。

豊岡市といえば、コウノトリの野生復帰活動が進む地域で、観光資源としての魅力も高まっています。このカフェインレス飲料の開発には、地域活性化や観光客への製品提供が含まれており、”幸せの鳥”と呼ばれるコウノトリの恩恵を受けることを視野に入れています。近年、カフェインレス飲料の市場は世界で約2兆2900億円、国内では約3000億円に達し、さらに拡大中です。モアカルは、この成長市場に乗ることで新たな雇用を生み出し、地域を活性化させることを目指しています。

第一弾はカフェインレスコーヒーのドリップパックと豆

新ブランド「CUNAE（クーネ）」は「ココロとカラダに優しいデカフェ」をテーマに、初回商品のカフェインレスコーヒーを展開します。このコーヒーは豊岡市の老舗焙煎所「ヒグラシ珈琲」と共同で開発され、本来の風味を大切にした製法が特徴です。

今夏登場するのは、3種類のフレーバーです。大人気の「ユリカゴスイート」、独特の風味が楽しめる「フローラルダンス」、ゆっくり味わいたい「ナイトディライト」の3つがあり、いずれも心地よい香りを提供します。デザインにもこだわり、ブランド名の由来である“ゆりかご”をイメージしたものとなっています。現在、クラウドファンディング「CAMPFIRE」にて資金調達を行っており、4月12日から4月30日までの期間でプロジェクトが進行中です。

未来への展望

今後は百貨店やイベントでのポップアップ出店、さらには自社ECサイトやECモール、ふるさと納税ポータルサイトを通じたオンライン販売も視野に入れています。ラインナップとしては、アイスコーヒーリキッドや、ルイボスティー、ソイミルク、漢方を使用したクラフトティーなどの開発も進めており、カフェインレス飲料メーカーとしての自立を完全に目指しています。

代表者の思い

株式会社モアカルの中村代表取締役は、「カフェインレスには無限の可能性がある」と熱い思いを語ります。海外のカフェイン入り食品の輸入規制や、健康志向の高まりから、カフェインレス飲料の需要は今後たかまり、企業として大きな成長が期待されます。小～中ロットの高品質商品を提供し、独自の販売ルートを確立することで、同社が「カフェインレスといえばCUNAE」と名を馳せる日を目指し、前進し続けたいと願っています。

この新しい飲料事業が地域にどのような影響をもたらすか、今後の展開に期待が高まります。

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